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今だからジロー VOL.1

夜の豊洲は、東京湾沿岸に立ち並ぶ高層ビルやマンションの明かりに照らされて幻想的な雰囲気に包まれる。

その一角にある「MIFA Football park」は多くのサッカースクールやサッカーチームが入れかわり立ちかわりで訪れ、活気に満ちている。

「今のクロスに対して、ニアに入っていかなきゃダメだよ。そこきちんと意識しよう!」

とある日のとある時間、元Jリーガーの大きな声が聞こえてくる。

FC.SKYジュニアユース監督を務める清水範久、45歳だ。ゲーム形式のトレーニングに入るとライン際に立って厳しい目を人工芝のピッチに向けていた。

現役時代は主にフォワードを務め、ジュビロ磐田の黄金期、横浜F・マリノスの黄金期を陰から支えた名バイプレーヤー。スピードもタフネスもあるドリブラーは、センターバックとゴールキーパー以外はどのポジションでもこなしてきた。

J通算211試合出場を誇り、17年に渡ってプロキャリアを過ごした彼はアビスパ福岡時代の2011年シーズンを最後に引退した。当初はセカンドキャリアに指導者の道など頭にもなかった。だが彼は日本のサッカー界に戻り、JFA(日本サッカー協会)公認A級ライセンスを取得して指導者の道を歩むことになるのだから人生とは面白い。

彼の愛称はジロー。

清水次郎長をもじって、ジロー。

「指導者ジロー」を語るには、自分なりのポリシーを貫いた「フットボーラー・ジロー」を知らなければならない。清水範久の激動の半生記--。

サッカーを始めたのは2つ年上の兄の影響だった。

群馬・上毛三山の一つ、榛名山の麓にある榛名町で育った。Jリーグも誕生していない1980年代はまだまだ野球時代全盛で、サッカーをやるのは少数派。始めた2年生のころから試合に出ることができた。

運動神経は抜群で、勉強も得意。中学に入ると県トレセンに選ばれ、全国高校サッカー選手権常連の前橋商から誘われた。両親は県内有数の進学校を望んでいたものの、強いサッカー部でやってみたいという自分の気持ちを大事にした。

「米倉(誠)さん、服部(正紀)さん、鳥居塚(伸人)さん、笠原(恵太)さん……凄い先輩たちがいっぱいいました。親は大学を出て教師になってほしかったようだけど、前商に行きたい気持ちは変わらなかったですね」

覚悟はしていたものの、憧れの前橋商サッカー部で待っていたのは地獄のような毎日だった。

走らされてばかりで、上下関係も超がつくほど厳しい。本人も「ザ・体育会系」と思わず苦笑いを浮かべたほどだ。

彼は当時をこう振り返る。

「自転車通学だったんですけど、山のほうに家があったので行きは下りで1時間、でも練習終わりからの帰りは上りになるから2時間。もうヘトヘトなんてもんじゃない(笑)。家に着くのが夜12時くらい。練習も〝ザ・体育会系〟だから帰りにペダルを漕ぎながら、心はもう折れているわけです。マジ、明日練習に行くの嫌だなって。車にひかれたほうがいいんじゃないかって思ったくらいですよ。本当にやめたかった」

それでも毎日3時間の自転車往復と厳しい練習を続けていく。嫌だと心では思いながらも、結局は向上心がその上を越える。山のアップダウンで下半身はかなり鍛えられ、心身ともにフットボーラーの基礎を築いていくことになる。「マエショーに清水あり」という評判も広がっていった。

冬の高校選手権は松田直樹がいるライバルの前橋育英に出場権を3年間すべて持っていかれた。だが逆に夏のインターハイには3年連続で出場。ここにはちょっとした理由があった。

「インターハイに出られないとその夏は地獄の合宿になると先輩方に言われていたんです。インターハイは絶対に出ておけ、と。だからみんなも必死。3年連続で地獄は回避できたけど、花形の選手権は出たかったなあという思いはあります」

1993年にJリーグが華々しく開幕し、高校の先輩もプロになっていた。東京の大学から声が掛かったものの、プロに行きたいという気持ちは抑えられなかった。

「その大学のセレクションに参加させてもらったんですけど、受かりたくないからヤル気ないようにやったんです。そうしたら帰りの車で親父から殴られましたね。そりゃあ見ていれば分かるんで。やっぱりプロよりも大学を出て、教師になってほしいとは言われていましたから」

清水の決意は揺るがない。Jリーグの2クラブから誘われ、練習参加したうえでジュビロ磐田に入団を決めた。選手のレベルが高く、アットホームな雰囲気に惹かれたからだ。

当時のジュビロはヤマハ発動機サッカー部を母体に1994年になってJリーグ参入を果たした〝新興勢力〟であった。

元日本代表監督ハンス・オフトが指揮し、イタリアワールドカップ得点王の元イタリア代表サルヴァトーレ・スキラッチやブラジル代表でキャプテンを務めるドゥンガ、そして日本代表の中山雅史が在籍するなど勢いを感じさせた。清水の同期には福西崇史、大卒の名波浩という、のちに日本代表となる選手もいた。

このジュビロでのキャリアが「清水ジロー」のベースをつくっていくことになる。

トップチームとサテライトチームは別活動。清水はサテライトに回り、オフトの方針に沿ったトレーニングに触れる。

内容は4対2のボール回しばかり。味方のどの足にパスを出すか、どの角度でサポートするか。基本動作を口酸っぱく、パススピードとファーストタッチを徹底的に指摘されるわけだが、清水は楽しくて仕方がなかったという。

「高校時代は走らされてばかりだったんで、サッカーってこうだったんだと新鮮でした。スポンジが吸収するようにとよく言いますけど、まさにそんな感じ。1年目は公式戦に出られなかったけど、全然気にすることもなかった。毎日が凄く楽しかったので」

サッカーの楽しさを知ったことで、清水はフットボーラーとしての芽を伸ばしていく。

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2021年11月公開

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