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No Regrets VOL.3

近くて遠い世界チャンピオンの座。
花形冴美は2014年3月、OPBF女子東洋太平洋ミニマム級王座決定戦に勝利して初タイトルを手にしたものの、半年後の初防衛戦に敗れてしまう。
誰にも負けないくらい練習している。強い気持ちもある。それでも試合になるとうまくいかない。

一体、私に何が足りないって言うの?

自問自答する心の声が次第に大きくなっていた。トレーナーの木村章司も一緒になって考えてくれていた。元日本スーパーバンタム級王者の木村は2012年5月、クリス・ジョン(インドネシア)に挑んだWBA世界フェザー級スーパー王座タイトルマッチに0-3判定で敗れたのを最後に、現役を引退して花形ジムのトレーナーに転身。そののち花形を担当することになった。
技術的な見直しのほかに、木村からは「姿勢」を指摘された。

「もっと謙虚にいこう、と言われたんです。私もプロボクサーとしてやっている以上、ここくらいまでは周りの人に理解してもらわないと困るくらいの考え方でした。でもそこを変えていかないとダメなんじゃないか、と」

花形は生真面目な性格だ。曲がったことは嫌だし、一度決めたら中途半端にはやらない。
謙虚に、いつも謙虚に。
そう心掛けようとすればするほど、逆に苦しくなった。

「謙虚にしなきゃって思いすぎちゃって、謙虚が遠慮みたいなところにもなっていて、よく分からなくなってしまって。木村さんにも〝しばらく謙虚というワードは出さないでください〟ってお願いしたくらいなんです」

その効果を実感した試合があった。

2015年2月のIBF女子世界ライトフライ級タイトルマッチ。王者・柴田直子に挑戦し、0-2判定で敗れてしまったものの、彼女自身がベストバウトに挙げるほど手応えを感じた一戦にもなった。世界との距離が、縮まった気がした。

花形を支えた南マネージャー(左)と木村トレーナー(右)

木村のことは全面的に信頼していた。
木村が持つパンチングミットへのミット打ちはいつもトレーニングの最後に組み込まれていた。会話しながらのちょっと緩い雰囲気で。そこには木村の配慮もあったという。

「シャドーでもサンドバッグでも私が自分を追い込んでやろうとするので、ミットはそうさせたくないっていうところがあったと思います。ミット打ちしながらプライベートの話とかもするので、知らない人が見たら〝何やってんだ〟って思うかもしれない。でも自分のパンチを受けただけで、木村さんは私の心身の状態を分かってくれる。だから最後に調整してくれていたんだと思います」

ぶつかることもよくあった。
試合に向けた練習の過程でうまくいかず、温かい言葉を掛けてもらおうと木村にLINEでメッセージを送ったら、「甘えてんじゃねえぞ」と返ってきた。

「思っていたこととまったく逆の返答でしたからね(笑)。〝勝てる試合で負けてること、ちゃんと分かってるのか。応援してくださいって会場に呼んだ人に恥ずかしいよ〟みたいな感じで。私も何だか腹が立って〝じゃあその方には私のほうから直接謝っておきますよ〟みたいな」

しかし翌日には持ち越さない。練習に入ると木村が近づいてくる。

「俺のこと嫌いだと思うけどな。やるぞ練習!」
「分かってます。大っ嫌いですけどね!」

練習に全力で入り、最後はミットで締める。その関係性が崩れることはなかった。

もうすぐ手に届く位置にはいる。しかしそれでもまだ届かない。
2016年6月、WBO女子世界アトム級王者・池山直に挑むも、1-1ドロー。1年後の再戦でも引き分けだった。これで4度目の世界挑戦失敗。これでひるんじゃいけないと思い、2カ月後に再起戦を行なったが、よもやの判定負けに終わる。

強気で鳴らす花形の心に、大きなダメージが残った。自宅から出られなくなり、彼女いわく「引きこもりのような状態」になってしまう。
ジムワークはもちろん、ロードワークすらできない。1カ月半もその状態が続いた。ボクシングを辞めることも頭によぎった。引き上げてくれたのはやはり木村であった。人として成長しなきゃダメだと、本気の言葉が胸に突き刺さった。

誰よりも期待してくれていたのが他ならぬ木村であった。
花形ジムに入門してから「世界チャンピオンになる」と言い続けてきたが、「ヘタクソなのは分かっていた」。4回戦の駆け出しボクサー時代、自分の言葉を信じてくれたのが、ジムの先輩である木村。「この子はきっと世界チャンピオンになる」と、周囲に言ってくれていた。それがいかに心の支えになったことか。

ついにそのときが訪れる。
2018年9月29日、後楽園ホール、黒木優子とのIBF女子世界アトム級王座決定戦。5度目の挑戦、もう後はなかった。
黒木には過去1勝1分けと相性はいい。一進一退の攻防が続きながらも、接近戦から右フックを効果的に叩き込んだ。判定は僅差の2-1判定勝利。勝者のコールと同時に、リング上で泣き崩れた。デビューから10年、「世界チャンピオンになる」を現実にした瞬間だった。
花形進会長を肩車することができた。「継続は力なり」とずっと言い続けてくれた会長と同じく5度目の挑戦で世界の頂点にたどり着いたことを誇りに思えた。

「やっと一つの壁をクリアすることができました。いろんな人への感謝の気持ちでいっぱいです」

リング上のインタビューでは涙声で「ありがとうございます」を繰り返した。謙虚に、そして人として成長しようとしたことが結果につながった。
木村トレーナーが喜んでくれたのがうれしかった。
花形会長も母もジムのスタッフも、そして力いっぱい応援してくれた人たちも、自分のことのように喜んでくれた。
悔しかった分だけ、頑張った分だけ、そして嬉しい分だけ、涙が止まることはない。
リングにありったけの涙がこぼれ落ちていた。

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2021年5月公開

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