9月24日の「RIZIN 24」―
久しぶりの有観客試合となったこの会場で、ひときわ大きな声援を集めた試合がありました。
それが、第4試合。
2度目のRIZIN大会出場だった芦田崇宏選手が、若手注目株の萩原恭平選手と激突。私もドキドキしながらPC越しに応援していたのですが、結果は1R 4分25秒で芦田選手の勝利。打撃の攻防が多くなるかなと思っていましたが、アームロックでタップアウトの完勝でした。
勝利後の「YouTuberだろうがキックボクサーだろうが、誰とでもやるんで」というコメントにグッと来たファンの方も多かったのではないでしょうか。もし、まだご覧になっていない方がいらっしゃったら、是非ご覧になってみてください!今回の記事が、3倍くらいは面白くなるかと思います。
そんな芦田選手なのですが、実はファッション好きという筆者と共通の趣味があり、日頃からやり取りをさせていただいておりました。
そんな12月のある日のこと。
「ちょっと合わせたい服があって、スニーカーを探してるんですよね」
というメッセージが!
これは大チャンスなんじゃないのか、全身の細胞がそう信号を発しておりましたので、すぐさま取材を兼ねつつスニーカーショッピングの打診を行うことに。
大晦日の大会への参戦が噂された芦田選手ですが、なんとか中旬にスケジュールをいただくことが出来、今回の取材が実現したのです。最高のお買い物にすべく、最高の場所も用意できました。
格闘技あるあるの長い前フリはここまで。
さあ、いよいよメインイベントのお時間です。格闘家芦田崇宏が全力で挑む、2020年ラストショッピング。いったいどんな相手が待ち構えているのでしょうか。
それでは千駄ヶ谷コーナーより、芦田崇宏選手の入場です!!
芦田崇宏、見参。
写真でどこまでお伝えできるかわかりませんが、現場で初めてこの姿を見た時に感じたオーラは尋常ではないレベルでした。漫画『ONE PIECE』で言うなれば、主人公のモンキー・D・ルフィが放つ覇王色の覇気のような感じですね。圧が、圧がすごいです。
もちろんアパレルのコーディネートは、芦田選手が契約するブランド『reversaL(リバーサル)』のアイテム。黒のパーカーに、ネインイエローのリブ配色が聞いたジョガーパンツ。どちらも今季より初登場となったリバーサルオリジナルの撥水フリース素材です。
先のメッセージにもあった、「合わせたい服がある」というのがまさにこの組み合わせなのだそう。それをしっかり着用して来ることに、今日の大一番への並々ならぬ意気込みが感じられます。
今日の戦いの舞台、WORM TOKYO。
「今日はよろしくお願いします!楽しみですね。ここは初めて来ましたよ」
芦田選手もウキウキになってくれたのが、今日の戦場であるスニーカーショップ「WORM TOKYO(ワーム トーキョー)」。2013年より中目黒に店を構えていましたが、2018年からは原宿に拠点を移した、世界にも知られる日本有数のスニーカーショップです。
多くのスニーカーヘッズたちを魅了する圧巻の品揃えで、最近はスニーカー人気がマス化してきたことでメディア露出も増えました。つい先日も、オリエンタルラジオの藤森慎吾さんが自身のYouTubeチャンネルで来店していたのも記憶に新しいですね。
今回のように既にテーマが決まっている場合は、どれだけ足数・バリエーションのある場所に行けるかが大切です。そのため、「atmos(アトモス)」や「ABC MART(エービーシーマート)」のようなスニーカーのリテールショップではなく、古今東西様々なラインナップを揃えるセカンドショップのほうが確実に出会えるという算段でした。
さらに、実は芦田選手には内緒で、事前にWORM TOKYOのバイヤーでもある近藤直輝さんへは今日のテーマを報告していた筆者。きっとお店では近藤さんがいくつかのオススメを用意してくれていることでしょう。
「この服に合うスニーカー、見つかりますかね。結構色々合わせたんですけど、しっくり来るのがなくて。」
と悩んでいた芦田選手。
どうかご安心ください、今日はこちらも(こっそり)万全の体制で待ち構えていますよ!
いざ、入店。
WORM TOKYOの店内へ伸びる階段を登るその姿は、試合のリングインさながら。
「うお、すごい。めっちゃありますね。」
芦田選手を待ち構えるは、店内に所狭しと美しくディスプレイされたスニーカーの数々。マスク越しでも芦田選手の表情が崩れたのが分かりました。
平日の午後にもかかわらず、店内は賑わっています。
それもそのはず、今日はナイキから新作のスニーカーが発売された日でもあり朝から各所で並びも出来ていたので、特にショップの多い原宿エリアは多くのスニーカーヘッズ達が訪れていました。その流れでWORM TOKYOに行くのは、知る人ぞ知る鉄板コースなのです。
店の一角をちょっと見ただけでも、このバリエーション!
このWORM TOKYOには何と数千足規模のストックがあるそうですが、ほんの一部だけでもこんなにカラーや素材も違います。やっぱりスニーカーの世界は奥深いですよね。
「やっぱり合わせるなら黄色かなと思っていますが、それだけでも結構ありそうですね」
と、少し戦闘モードに突入した芦田選手。
いよいよスニーカー探しがスタートします!!
2020年12月公開