さあいよいよ、芦田崇宏2020年最後の戦い(注:ショッピングです)のゴングが鳴りました。ここからは私SPOALライターの山手が、写真たっぷりに現場から実況&解説をお届けしましょう。
以前の取材では「あんまり悩まないで即決するタイプ」と言っていた芦田選手ですが、今回も1Rでの速攻決着は実現するのでしょうか!既に店内へ入ってからは戦闘モードにはいっているようです。
そんな芦田選手の、獲物を狙うかのような表情をご覧いただきましょう!
「いや、ここは欲しいの絶対あるなあ。すごい。」
そう言いながら、芦田選手が店内を眺めています。今日の試合のテーマは、「イエローに合うスニーカーを仕留めること」。店内を見渡すと、確かに黄色いモデルも散見されますね。
おっと、ここで芦田選手の足が止まった!
まずはWORM TOKYOの入口手前にある、お買い得キックスゾーンを物色するようです。このコーナーは非常に掘り出し物が多く、値段もリーズナブル!このエリアを目当てに訪れる客もいるほどなのです。
ここで芦田選手へのファーストヒット!
手にとったのは、2018年9月に発売された「ACRONYM X NIKE AIR PRESTO MID (アクロニウム×ナイキ エア プレスト ミッド)」だ。そのビビッドなカラーリングが人気で、発売当時は多くの人が買い求めて行列を作っていたのが懐かしい一足!
「うお、これは安い!」
商品のタグをめくった芦田選手がその価格に驚いていますが、無理もありません。このモデルの定価は約24,000円ですが、取引の最盛期には30,000円を超える価格。それがなんと、非常に状態の良い中古で14,000円なのです!さらにサイズも芦田選手と同じ28.0cmというダメ押しも!
「これ、合いそうだな…いいなあこれ….」
開始数分で、既にメロメロになっています!
即決タイプと豪語する芦田選手が早速その片鱗をみせてくれましたが、これは早すぎます。編集部としては取材の尺も取れていないので、ここでのKO決着は避けたいところですね。
と、そこへ救世主が登場しました!
今日の舞台であるWORM TOKYOのバイヤーを務める、近藤直輝さん。今日の芦田選手のショッピングのサポートをお願いしていたのでした。既に近藤さんへは芦田選手のテーマを教えていたので、今日はいくつかのオススメスニーカーを繰り出してくれることでしょう。
「WORM TOKYOは普通のスニーカーショップとは違って、古いモデルや入手困難なモデルも結構あるんです。最新のスニーカーというよりは、ビンテージなモデルの方が強みとして扱っていて。なので、あまり見たことがないような、10年、20年くらい前のモデルもあるんですよ。基本1点ものなのでサイズが合えばって感じですが、他のお店では手に入らないようなものを見つけてもらえたらと思います。」
改めて近藤さんの口から聞くWORM TOKYOの魅力に耳を傾ける芦田選手。ここで改めて今日のテーマを発表してもらうことに!
「今日は、今着ているこの『revarsaL(リバーサル)』のアイテムに合う服を探しているんです。持っているスニーカーに中々合うものがなくて。今日は(ブラックパテントの)エア ジョーダンを履いて来ましたが、なんかブーツっぽくなってしまって。」
そう語る芦田選手の視線の先には、やっぱりエア ジョーダンが!ということで、早速ジョーダンのコーナーから店内散策をスタートしました。
実は芦田選手が今年買い逃してものすごく悔しかったと語る一足も,エアジョーダン12というモデル。どうやら、ジョーダンシリーズは特別な思いがあるようです。
「もともと(スニーカーへの)入りがバッシュだったので、やっぱり好きですね。特にジョーダンは。この間のRIZIN 24でも入場の時はエアジョーダン5を履いてたんですよ。なのでここ(ジョーダンのエリア)はもう完璧ですよね。」
果たして今日はジョーダンから素敵な出会いがあるのでしょうか。そう思った矢先に、芦田選手があるモデルを手に取りました。
「これはスゴイなあ。カッコいいです!」
そのモデルは、「NIKE AIR JORDAN 1 RETRO “GATORADE”」というもの。2017年12月に国内で発売された、エアジョーダン1と大人気飲料「GATORADE(ゲータレード)」のコラボレーションシリーズです。ビビッドなパープル、オレンジ、そしてイエローの3色が展開されており、どれも大人気・即日完売だったモデル。
このイエローは、まさに今日のテーマである「ネオンイエロー配色のアパレルに合うスニーカー」にピッタリ合致していますね。芦田選手もかなり好みなようです。
「結構僕も(芦田さんのように)黒いスニーカーで落ち着かせて、パンツの黄色を外しのように見せるのはいいなと。あとは、白色が入っていてもいいんじゃないかと思いますね。」
スニーカーの世界でずっと働いてきた近藤さんの視点もまた面白いですね。確かに白い配色があっても締まりそうです。ということで、早速近藤さんのオススメモデルを紹介いただくことに!
「あまりスニーカーのボリュームはないんですが、28cm(芦田選手のサイズ)だったら、これはどうですか? シュプリームとコラボしたモデルです。もう新品で出てくることはほとんどないので、人と被ることはないかなと。かなりドンピシャなカラーリングだと思いますよ」
そう言って近藤さんが芦田選手に手渡したのは、2013年春夏にリリースされた世界的な人気ストリートブランド「supreme(シュプリーム)」とナイキのコラボレーションモデル「NIKE SB SUPREME TENNIS CLASSIC」。7年以上前のモデルが、何と新品で置いてありました!
これには芦田選手も驚きを隠せない様子です。
本当にいいですね、こういうシューズ持ってないんですよね、と嬉しそうに言いながらスニーカーを手に取っています。
「実は最初にお話をお伺いした時に、真っ先に浮かんだのがこのモデルだったんですよ。カラーリングもドンピシャですし、合うんじゃないかなと思って。」
ここで畳み掛けるような近藤さんの発言が芦田選手にクリーンヒット!
「とりあえずこれ、隠しといてもらっていいですか?(笑) 今日もう3足くらい買っちゃいそうですよ….」
あっさりと候補が見つかっただけでなく、既に買いたいと思ったスニーカーが3足もあったようです。さすが即決タイプの芦田選手、とにかく早い!!
しかしながら、これは後の“事件”につながる盛大なフラグだったことはまだこの場にいる誰も知りません。あまりにも衝撃的な形で、彼はこのフラグを回収することになります。
さあ、一体この後芦田選手の身に何が起こるのでしょうか!?
スニーカーショッピングは、まだまだ続く!
※取材は2020年12月中旬に行いました※
2020年12月公開