春の足音も聞こえてくる今日このごろ、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
まだ3ヶ月?
もう3ヶ月?
2021年も3ヶ月が過ぎようとしていますが、私の気持ちは圧倒的に前者です。そう思わせてくれる最大の要因、それはやっぱりスニーカー。というのも、今年に入って購入したスニーカーの数は、既に14足ほど。週で割っても毎週1足以上は買っている計算になります。
これだけ追いかけ続けても、まだ3ヶ月しか経っていない。一体2021年が終わる頃には何足買っているのだろう、と想像するだけで寒気がします。そんな財布の心配はさておき、せっかくここまで追いかけ続けたスニーカーなので、今回は2021年上半期のスニーカー紹介とともに各スポーツメーカーの動向について読み解いていきたいと思います。
ナイキのダンクは、今年も強し。
第一話はナイキの「ダンク」というモデルについてお話しましょう。以前の記事でも紹介しましたが、生誕35周年だった昨年は復刻カラーや新作など様々なモデルが発売され、老若男女のスニーカーヘッズたちを魅了しました。
発売のたびに店舗には並びができ、オンラインは秒単位で完売し、当然セカンドマーケットの取引価格も定価を遥かに超える額に。今ではジョーダンシリーズと双璧を成すほどの売れ行きで、2021年ナイキの主力モデルとして君臨しています。
それでは早速今年リリースされたダンクの一部を紹介してきましょう。
①NIKE DUNK LOW RETRO “WHITE/BLACK”
ナイキは、年明け早々の1/5に一挙に5モデルのダンクをリリースしました。そのうちのひとつが、このモデル。オリジナルにはないカラーリングなのですが、オリジナルのような2トーンカラーでまとめられていること、そして誰でも履きやすいモノトーン配色ということで発売当日から各所で完売が相次ぎました。
1985年に発売されたダンクのオリジナルモデルは、どれも基本的にアッパー部分は2色で作られています。今回の白黒はオリジナルではないのですが、当時の雰囲気を限りなく再現した魅力あるモデルになっていますね。私も週1回ペースでローテーションに入れて履いています。
②NIKE DUNK LOW RETRO “UNLV”
続いてのモデルも、同じく1/5にリリースされた一足。コードネームの”UNLV”とは、アメリカバスケットボールの名門でもあるネバダ大学ラスベガス校を指します。1990年代にニューヨーク・ニックスなどで活躍したラリー・ジョンソン、2000年代にフェニックス・サンズなどで活躍したショーン・マリオンといったスター選手たちを輩出してきました。
こちらは1985年のオリジナルカラーであり、ダンクの中でも屈指の人気カラーです。2016年にはハイカットモデルで復刻され、さらに2019年には、ヴァージル・アブローが代表を務めるラグジュアリーストリートブランド「OFF WHITE(オフホワイト)」とのコラボレーションにも採用されました。久しぶりのローカット復刻ということもあり、こちらも即日完売の人気でした。
アッパーはユニバーシティレッドとソフトグレーという組み合わせ。安定の2トーンカラーとホワイトのミッドソールが映えるクラシカルな一足です。グレーと赤の組み合わせなので、私の中では『ウルトラマンダンク』なんて呼ばれることもあるようです。
③NIKE DUNK LOW RETRO “HYPER COBALT”
1月のリリースラッシュも落ち着いたかと思った矢先の2月、颯爽とリリースされたのがこのモデルでした。こちらはオリジナルにはない完全新色のカラーパレットなのですが、これも多くの人が発売当日に店頭に並んでいました。
その最大の要因が、配色。実は黒×青という組み合わせは、「AIR JORDAN(エア・ジョーダン)シリーズでは人気のカラーパターンなのです。細かな点でいうと全く同じブルーではないのですが、それでもこの配色が与える印象はスニーカーヘッズ達の心を揺さぶりました。ローカットで履きやすいこともあり、デニムに気軽に合わせて涼しげなコーディネートができることからスニーカーファンのみならずファッション好きの人たちからも多くの反響があった点がとても印象に残っています。
④NIKE DUNK HIGH SP “SYRACUSE”
1月、2月とダンクのリリースが続き、気持ちもお財布もギリギリになってきた3月。トドメを刺しにきたのが、この一足でした。
こちらもオリジナルカラーのひとつであり、今もなお現役として活躍するNBAのレジェンドスターカーメロ・アンソニーを排出した名門校シラキュース大学モデル。アッパーだけではなくソールまでひっくるめてホワイトとオレンジの2色だけしか使われていないという、とてもシンプルな作りです。しかしながらそのコントラストは美しく、それでいて古き良き80年代のクラシカルなテイストも醸し出しているのが魅力ですね。
実はこのモデル、5年前の2016年にも発売されています。さらに去年の春にはローカットでも発売されており、こうした短いスパンで復刻されているという事実がダンクの人気を象徴していると言えるでしょう。
【番外編】NIKE WMNS DUNK HIGH “TEAM RED”
こうして2021年もダンクを買い続けてきた私ですが、自分の足元だけ豊かにになるのは申し訳ないという思いが。ということで、妻へのプレゼントとしてこのダンクを買いました。お揃いでデートしたいな、そうやってずっと夫婦円満になったらいいな、そう願い妻の元へ。
「うーん、好みじゃないかな」
撃沈。
2021年3月公開