SPOAL

Special
激拳譜 村田諒太の軌跡 PLUS.2

3ラウンドから村田諒太は動き出す。
飛ばし気味だった挑戦者スティーブン・バトラーのペースが落ち、逆に王者が制御を解除したことによって「差」が余計に浮き彫りになっていく。

バトラーは手数こそ多いものの、パンチにパワーを感じない。いやこれも村田の剛腕の前に、そう見えてしまうだけなのかもしれない。
王者はアッパーを披露し、プレスで間合いを詰めてからワンツーを放つ。返すだけになっているバトラーは不気味さを保ってはいても、怖さまでには至らない。村田は己から積極的に仕掛けていく姿勢を強めていく。そして残り12秒のタイミングで右ボディーショットを腹にねじ込むと右のダブルだ。退くバトラーをジャブで追い、右ストレートを狙う。これにはたまらずバトラーもクリンチで逃げる。終盤にギアを上げることで、ポイントを確実にした。
コーナーに戻ると、本田明彦会長の声が飛んできた。

「これ以上(の力)は相手に、ない。アッパーとフックをカウンターで狙っているから、それだけはもらわないように」

村田も同感だった。しかしバトラーの目が死んでいるわけではない。このラウンドこそペースは落ちたが、逆に次のラウンドは勝負に出てくるかもしれない。
だが村田はあれこれと思考回路を働かせないようにした。
彼は試合後にこのようなことも語っている。

「控え室で調子が良かったので〝ダメだ、それを抑えなきゃ〟となると、人間ってドンドンとその気持ちが強くなってしまうから、そうじゃないなと。抑えなきゃいけないと思うのもダメ、行けと思ってもダメ。できるだけこの気持ちを放っておこうという感じでもありました」

表現するなら、感情の放置。
抑えめにしただけであって、抑えなきゃいけないとmustにはしていない。

これが適度なリラックスを生み出し、1ラウンドの「硬さ」を吸い取っていた。自分もよく見えるし、相手もよく見える。陣営の指示もよく理解できる。

4ラウンド、村田はさらに攻勢を強めていく。
プレスの強度が上がる。嫌がるバトラーは距離を取ろうとするが、それを許さない。バトラーは打ち終わりを狙おうとするが、それも許さない。ボディーと顔面を打ち分け、反撃の意欲を確実に削いでいく。前のラウンドに続き、ジャッジ3者ともに村田を支持した。

そしてフィニッシュとなる5ラウンド――。

力みはない。
ジャブから丁寧に組み立て、プレスを強め、ワンツーを狙う。だが、チャンスと感じたら一気に襲いかかる。1分を過ぎ、コーナーに詰めてから右を振る。単発で終わらず、距離を取ってから右、左ボディーを狙う。
照準は合ってきていた。クリーンヒットがやってくるのは近い。横浜アリーナにそんな空気が漂い始めていた、そのときだった。

折り返しの1分30秒。
バシッ!
渾身のワンツーが、バトラーの顔面を捉えた。

力なく抱き着いてくる挑戦者のクリンチをほどいた後、右ストレートを見舞う。そして右ボディーストレート。ここでも冷静だ。

コーナーに追い詰めて右ストレート、左ボディー。バトラーは何とか切り抜けるものの、体に力が入っていない。王者は再びプレスを掛け右、左ボディー。残り時間は30秒を切った。

バトラーの動きをしっかり見極めて、ワンツーだ。
ぐらついた。

コーナーに後退するバトラーを追い、右、右、そして最後は左フック。コーナーを背に、まさに崩れ落ちるように。レフェリーはダメージを確認してすぐに大きく右手を左右に振る。

村田は両拳を突き上げ、ファンの声援に応えた。
確立の先に、鉄壁の勝利があった。
感情の放置の先に、満面の笑みがあった。

試合後の記者会見では「今回の試合のテーマは何だったか?」という質問が飛んだ。
村田はこう言った。
「前回の試合(ブラントとの再戦)で自分の形が確立できたとは思っています。前にプレッシャーを掛けて打っていく。それをしっかりと突き詰めていきました。あとは、考え過ぎないこと。考えることって凄く大切なんですけど、ときに考えないことってもっと大事だったりする。その時間を日常からつくったというのは大きいですね」
感情の放置も、日常から心掛けていた。
その日々の先に、トップ・オブ・トップに出ていく資格と権利が待っていた。

契約を結ぶトップランク社のボブ・アラムCEOが王者を祝福した。
「右だけでなく、誰も予想しなかったであろう左フックで倒した。グレートなファイトだったよ」
そしてサウル〝カネロ〟アルバレスかゲンナディ・ゴロフキンという超ビッグネームの名前を出し、「東京ドームで開催したい」との踏み込んだ発言で集まったメディアをざわつかせた。
隣で聞いていた村田は気を引き締めるように頷いていた。

あれから5カ月。
新型コロナウイルスの影響によってボクシングの興行も世界的にストップしている。
秋にカネロとゴロフキンの第3戦が9月に内定したという報道もある。そうなれば村田がいずれかと戦うのは今冬以降になるだろう。
1戦挟むのか、それともダイレクトで超ビッグマッチに臨むのか。

村田がやることに変わりはない。確立したものを磨き上げる、その日々を送っていくだけだ。

2023年8月再公開

激拳譜 村田諒太の軌跡 PLUS 終

New Arrival

すべて見る
Special
二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

女子ラグビーワールドカップ開幕前に行なった日本ラグビーフットボール協会理事、香川あかねDirector of Women’s Rugbyへのインタビュー後編。日本女子ラグビーのこれまでの歩みとこれからの未来は――。 2025年8月公開

記事を読む
Special
二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

女子ラグビーワールドカップ2025イングランド大会が開幕した。マイナースポーツの色合いが強かった女子ラグビーは日本でも徐々に盛り上がりを見せ、風が吹き始めている。その背景にあるものは何か。ワールドカップ開幕前、日本ラグビーフットボール協会理事を務める香川あかねDirector of Women’s Rugbyに、二宮寿朗SPOAL編集長が話を聞いた。 2025年8月公開

記事を読む
Non Fiction
近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

「Viaje con pro wrestling NOAH」好評連載第24弾!2025.08.16 後楽園ホールで行われた「STAR NAVIGATION PREMIUM 2025」の模様をお届け!2025年8月公開

記事を読む
Discussion
二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

2025年3月に上梓された「ミシャ自伝」(ベースボール・マガジン社、ミハイロ・ペトロヴィッチ著)の構成者、佐藤景さんへのインタビューも後編に突入します。ミシャさんは現役時代、オーストリアのシュトルム・グラーツで人気選手でした。一方、ミシャさんが引退後に同クラブで指揮を執ったのがあのイビチャ・オシムさん。ミシャさんにとってその後の運命にも影響する大きな出会いが待っていました。 2025年8月公開

記事を読む
Discussion
二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

今回の「SPOALの本棚」は2025年3月に上梓された「ミシャ自伝」(ベースボール・マガジン社、ミハイロ・ペトロヴィッチ著)をピックアップします。Jリーグで実に19年間も指揮を執り、歴代2位となるJ1リーグ戦監督通算試合数の594試合を誇るミシャことミハイロ・ペトロヴィッチ監督が自らの半生を振り返る初の自伝となります。構成者(本では編者)の「サッカーマガジン」の元編集長、佐藤景さんにインタビューしました。 2025年8月公開

記事を読む
Non Fiction
近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

「Viaje con pro wrestling NOAH」好評連載第23弾!2025.07.20 後楽園ホールで行われた「LINEヤフーpresentsプロレスリング・ノア25周年記念大会 NEW DEPARTURE day2」の模様をお届け!2025年7月公開

記事を読む
Non Fiction
近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

3ラウンドから村田諒太は動き出す。飛ばし気味だった挑戦者スティーブン・バトラーのペースが落ち、逆に王者が制御を […]

記事を読む
Non Fiction
高須力

SPOALカメラマン

高須力

アジア最終予選の最後の舞台は雨の吹田。インドネシアを迎えての一戦でした。髙須カメラマンが撮影したサムライブルーの戦いをご覧ください。

記事を読む
Non Fiction
高須力

SPOALカメラマン

高須力

アジア最終予選の最後の舞台は雨の吹田。インドネシアを迎えての一戦でした。髙須カメラマンが撮影したサムライブルーの戦いをご覧ください。

記事を読む
Non Fiction
近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

カメラマン近藤によるボクシングフォトギャラリー第8弾!「Road to the RING〜第8章〜2025.6.8 有明コロシアム」vol.02はWBC世界バンタム級王者中谷潤人vs IBF世界バンタム級王者西田凌佑!2025年6月公開

記事を読む
Prev
Next

同じジャンルのコンテンツ

二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

女子ラグビーワールドカップ開幕前に行なった日本ラグビーフットボール協会理事、香川あかねDirector of Women’s Rugbyへのインタビュー後編。日本女子ラグビーのこれまでの歩みとこれからの未来は――。
2025年8月公開

二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

記事を読む
二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

女子ラグビーワールドカップ2025イングランド大会が開幕した。マイナースポーツの色合いが強かった女子ラグビーは日本でも徐々に盛り上がりを見せ、風が吹き始めている。その背景にあるものは何か。ワールドカップ開幕前、日本ラグビーフットボール協会理事を務める香川あかねDirector of Women’s Rugbyに、二宮寿朗SPOAL編集長が話を聞いた。
2025年8月公開

二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

記事を読む
二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

視覚に障がいのあるフットボーラー、松本公平はニュージーランドの古巣ハミルトン・ワンダラーズに復帰し、活躍していく。さらなるチャレンジとして2024年3月にはソロモン諸島のソロモン・ウォリアーズに入団。そしてタヒチで集中開催となるOFCチャンピオンズリーグ(OCL)に臨む。そこで待ち受けた事態とは――。 2024年8月公開。

二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

記事を読む
二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

視覚に障がいのあるフットボーラー、松本公平はチャレンジの人だ。ニュージーランドのハミルトン・ワンダラーズに所属していた2020年5月、トレーニング中の不慮の事故により右目は見えなくなり、左目も「プールの水に浸かっておぼろげに見えるくらい」まで視力を落とした。それでも不断の努力でフットサルのFリーグに挑戦し、23年には古巣ハミルトンに復帰。そして2024年3月、ソロモン諸島のソロモン・ウォリアーズに入団する――。 2024年8月公開。

二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

記事を読む
二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

高須力

SPOALカメラマン

高須力

プレー先を転々としてきた岡山一成は、そこに「やるべきこと」を見いだすことでパワーを発揮してきた。川崎フロンターレでも奈良クラブでも、他のクラブでも同じ。それは指導者を一度、小休止してピッチを離れた今も――。

二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

高須力

SPOALカメラマン

高須力

記事を読む
二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

高須力

SPOALカメラマン

高須力

「岡山劇場」で知られる元Jリーガー、岡山一成があちこちJリーグ会場に〝出没〟している。昨年限りで大分トリニータのコーチを退任し、自分が立ち上げた会社のキッチンカー事業を本格化させ、自らもキッチンに立っている。岡山の新たな挑戦を追った。

二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

高須力

SPOALカメラマン

高須力

記事を読む
二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

2021年12月に公開したSPOAL渾身の企画「Red&Blue」。赤コーナーと青コーナー、同じリングに立つ2人のボクサーには拳のみならず、思いまでが交差する。そのドラマに迫った企画を再公開するにあたって、執筆した2人のライターがプロローグ「VOL.0」として語り合う。

二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

記事を読む
二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

〝方舟の天才〟丸藤正道は2023年9月、デビュー25周年記念大会においてウィル・オスプレイとのシングルマッチに敗れてしまったものの、手応えをつかんだ一戦ともなる。2024年1月2日、プロレスリング・ノアの有明アリーナ大会では〟〝ゴールデンスター〟飯伏幸太とのシングルマッチも決定。「5年後に引退」と打ち明ける彼がこれから見据えるものとは――。

二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

記事を読む
二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

プロレスリング・ノアを運営するサイバーファイトの副社長を務め、44歳になった〝方舟の天才〟丸藤正道。プロレスデビューから25年という節目を迎え、第一線から退くのではなく、再び最前線へと向かおうとしている。ターニングポイントになったのが丸藤に憧れた〝現代の天才〟ウィル・オスプレイとの邂逅だった――。

二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

記事を読む
二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

高須力

SPOALカメラマン

高須力

村田諒太のプロデビュー戦からロブ・ブラントにリベンジするまでの物語は「激拳譜」に記した。今回PLUSとして描いたのは2019年12月23日、横浜アリーナで開催された初防衛戦。WBO1位にもランクされたカナダのスティーブン・バトラーが相手だ。 2023年8月再公開

二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

高須力

SPOALカメラマン

高須力

記事を読む
二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

高須力

SPOALカメラマン

高須力

ベルトを失ったときの村田諒太ではないことは一目瞭然だった。2019年7月12日、エディオンアリーナ大阪で行なわれたWBA世界ミドル級タイトルマッチ。立ち上がり、前に出てきた王者ロブ・ブラント(アメリカ)の戦法に面食らいながらも冷静に対処した。リベンジの期待感が高まるなか、第2ラウンドが始まった。 2023年7月再公開

二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

高須力

SPOALカメラマン

高須力

記事を読む
二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

高須力

SPOALカメラマン

高須力

あの悪夢から9カ月――。WBA世界ミドル級王者・村田諒太は2018年10月、ボクシングの聖地であるラスベガスに赴き、指名挑戦者ロブ・ブラント(アメリカ)のスピードに翻ろうされて0-3判定負けでベルトを失った。一時は引退も考えるなか、現役続行を決断。「負けたら引退」を胸に、運命の再戦に臨んだ。 2023年7月再公開

二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

高須力

SPOALカメラマン

高須力

記事を読む
二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

高須力

SPOALカメラマン

高須力

アッサン・エンダムとのダイレクトリマッチを制して、WBA世界ミドル級王者となった村田諒太。2018年4月、イタリアのエマヌエーレ・ブランダムラと初防衛戦を行なうことになった。人知れぬ苦悩との戦いを経て、彼は横浜アリーナのリングに向かった――。 2023年7月再公開

二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

高須力

SPOALカメラマン

高須力

記事を読む
二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

高須力

SPOALカメラマン

高須力

2023年3月、日本ボクシング界を引っ張ってきた村田諒太が引退した。ロンドンオリンピック金メダリストからプロに転向して以降、編集長が『Number』『ボクシングマガジン』を通じて追いかけてきた記事を再編集して掲載する。第1回は「有明デビューの衝撃」――。 2023年7月再公開

二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

高須力

SPOALカメラマン

高須力

記事を読む
渋谷淳

SPOAL編集者

渋谷淳

近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

人生の目標をボクシングの世界チャンピオンに定めた勅使河原弘晶は2021年12月12日、世界タイトルマッチ出場をかけた挑戦者決定戦の舞台にたどりつく。しかし結果は敗北。この結果を勅使河原はどのように受け入れ、そして第2の人生を踏み出すきっかけにしたのか――。

渋谷淳

SPOAL編集者

渋谷淳

近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

記事を読む
渋谷淳

SPOAL編集者

渋谷淳

近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

まるで雷に打たれたかのようだった。荒れた10代を送っていた勅使河原弘晶はボクシングに人生の活路を見いだした。やるからにはとことんのめり込み、中途半端を許さないのがテッシー流。世界チャンピオンになるための戦いが始まった。

渋谷淳

SPOAL編集者

渋谷淳

近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

記事を読む
渋谷淳

SPOAL編集者

渋谷淳

近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

テッシーこと勅使河原弘晶は19歳のとき、少年院で出会った一冊の本をきっかけにボクシングで世界チャンピオンを目指すことを決意した。勅使河原が常に前向きに、昨日の自分を超えたいと考え、行動するようになった背景には、口にするのも憚られるような不遇な幼少時代があった。

渋谷淳

SPOAL編集者

渋谷淳

近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

記事を読む
渋谷淳

SPOAL編集者

渋谷淳

近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

ボクシングの元東洋太平洋チャンピオン、勅使河原弘晶が寿司職人を目指して奮闘している。ボクサーが引退後、飲食業に携わるのは珍しくないが、料理をまったくしたことのない人間がなぜ寿司?? 昨日の自分より今日の自分。チャレンジし続ける“テッシー”の物語――。

渋谷淳

SPOAL編集者

渋谷淳

近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

記事を読む
二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

高須力

SPOALカメラマン

高須力

畏怖をこめて『神の左』と人々は呼んだ。プロボクシング〝黄金のバンタム〟で世界チャンプとなった山中慎介は左ストレートを武器に次々と防衛を重ねていく。そのまっすぐな生き様とボクシングスタイルは、伝説になった。『Number』『ボクシングマガジン』での掲載記事を再構成したうえで、あらためてチャンプストーリーをお届けする。 2023年3月再公開

二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

高須力

SPOALカメラマン

高須力

記事を読む
二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

藤子不二雄マンガに出てくる天然パーマの小池さんか、それとも〝ゴッドレフト〟山中慎介か――。プロボクシング日本人世界チャンピオン歴代2位となる12度の防衛を誇った彼は無類のラーメン党で知られている。引退した今だから話せるラーメン秘話――。 2023年1月再公開

二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

記事を読む