SPOAL

Special
激拳譜 村田諒太の軌跡 VOL.7

エディオンアリーナ大阪は1ラウンド終了時点でラスベガスとは違う夜になりそうな期待感で充満していた。呼吸は乱れていない。いい感じだ。陣営からは「完璧な立ち上がりだぞ」という弾む声が耳に届いていた。2ラウンドが始まると、どこからともなくム~ラ~タッ!の大合唱が起こる。

今回、初めてルーティンに取り入れた行為がある。それは、瞑想トレーニング――。起きた後と寝る前、椅子に座って姿勢を正し、目を閉じる。1日20分ずつ決まってやることにした。

「頭ってずっと考えごとをするんです。その要因って、ほとんどが心配ごと。考えることで不安が停止するから考えたがる。ストレスって大体がトレーニングの前。スパーリングが何ラウンドあって心配だ、とか。始まってもないものにストレスを抱いても仕方がない。ようやくそこに気づいて、最近になって『心配しなくていいぞ』っていう自分に声を掛けるキーワードを見つけたんです。瞑想のおかげで、夜も心を落ち着かせて眠れるようになった。嫌な夢もなかった。試合で入場するときも、無に近い状態でいきたいと考えていて、そのとおりになっていたと思います」

躍動とはこういうことだ。

頭を動かしてジャブをかいくぐり、プレッシャーを強めていく。左フック、右ストレート、左ボディーのコンビネーションを繰り出し、すぐ後の強烈な右がブラントの動きが止めた。ここでも左ボディーを叩き込むのを忘れない憎らしさがあった。

ロープ際に追い込んでインサイド、アウトサイドから左右のパンチを浴びせ、逃げる王者に放った左フックでぐらつかせた。

「(最初の)右が一発効いて、このまま詰めるという感じでした。あそこで右一辺倒にならずにボディーストレートから左フックを返せたのが良かった。バランスが悪いと絶対に出ないパンチ。これもトレーニングの成果でした」

コーナーに追い込んで連打の嵐。もう一度次に右、左と振ったところでついにブラントが吹っ飛んだ。

すぐに起き上がってくる王者を、にらみつけていた。

「終わるというか、絶対に終わらせる、と。回復するダメージじゃないと確信していましたから。もうあとは無意識に。意識したら無理ですから(笑)」

残り1分20秒。時間はたっぷりとある。

右も左も、崩さないフォームのままで襲い掛かる。それでもレフェリーが止めそうで止めない。

「はよ、止めろや!」

関西弁の心のツッコミを力に変えて、拳に乗せていく。横っ面を射抜く右ストレート2発でようやくレフェリーの手が挙がったのだ。完敗した相手とのリマッチは圧倒的不利というのがボクシングの常識を、剛腕でブチ壊してみせたのだった。

繰り返したい。奇跡ではなく、軌跡だと。村田はこう言葉を強めた。

「練習が良かった、それがすべて。そのうえでリングに上がれた。練習は嘘をつかないって言葉がありますけど、僕のなかではしょっちゅう嘘をつく(笑)。でもね、練習したことしか出せないんです。(南京都高時代の)武元(前川)先生がよう言うてましたもん。『努力したから、練習したからって報われるわけじゃない。でも努力しないと報われない』と。今回はたまたま努力したことが報われただけだと思っています。前回はブラントの夜だったけど、今回は自分の夜になった。それだけのこと。

もちろん運はありました。ただ、今回はスパーの内容から言っても、そのまま出せれば勝つというところまで行っていたと思うので〝勝つべくして勝てた〟この事実は、自分に対する自信になりました」

プロで初めて「完敗した」と認めるしかなかったあの経験があるから今がある。ベルトを失った経験があるから、先を行くことができる。自分の弱さを認め、失敗した原因を探り、やるべきことを整理する。心を穏やかに、心配に押しつぶされないようにする。負けたら引退。プレッシャーがないわけがない。それでも打ち勝ったこの9カ月間は人間的な成長を促す時間になった。

心の痛みを知るから、強くなれる。

彼はブラントから奪ったベルトを誇示することもなかった。

「負けて自分のベルトをブラントが持ち歩いたのはもの凄く悔しかった。だから相手にそんな気持ちを抱いてほしくはなかった。絶対、喪失感というのがあると思うので。僕以上かもしれないですから」

倒した相手の気持ちも背負って、次に向かう。好敵手アッサン・エンダムにリベンジを果たした折、彼はそう肝に銘じた。無論、今回も同じである。

ミドル級の頂点に君臨するサウル〝カネロ〟アルバレス、そしてゲンナディ・ゴロフキンが次の対戦候補に挙がるという。ブラントを2回KOした衝撃がスーパーマッチを後押しする可能性は十分にある。

試合翌日も、翌々日も瞑想トレーニングを欠かしてはいない。自省を繰り返し、地に足のついた自信を生み出し、周りに支えられ、押し上げられる。

2019年4月下旬にブラントとのリマッチが発表される前、読書家の彼は一冊の本と出会った。ローマ帝国五賢帝の一人、マルクス・アウレリウスが記した「自省録」。日々、自分の内面と向き合い、あるときは諭し、あるときは奮い立たせる一つひとつの言葉が胸に突き刺さった。

≪未来のことで心を悩ますな。必要ならば君は今現在のことに用いているのと同じ理性を携えて未来のことに立ち向かうであろう≫

≪いかなる行動をもでたらめに行なうな。技術の完璧を保証する法則に従わずには行なうな≫(神谷美恵子訳、岩波書店)

今を全力で立ち向かい、それが終われば己の行為と心の内を省みる。村田はまさにそれを続けてきた。

毎日は嘘をつかない。いやいや、しょっちゅう嘘をつく。それでいい。

大切なのは毎日嘘なく、崩れることなく過ごすこと。村田諒太の「自省録」には、そう記されたに違いない。

(表紙写真、記事中写真ともに高須力)

激拳譜 村田諒太の軌跡 終

2023年7月再公開

New Arrival

すべて見る
Non Fiction
近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

エディオンアリーナ大阪は1ラウンド終了時点でラスベガスとは違う夜になりそうな期待感で充満していた。呼吸は乱れて […]

記事を読む
Non Fiction
高須力

SPOALカメラマン

高須力

アジア最終予選の最後の舞台は雨の吹田。インドネシアを迎えての一戦でした。髙須カメラマンが撮影したサムライブルーの戦いをご覧ください。

記事を読む
Non Fiction
高須力

SPOALカメラマン

高須力

アジア最終予選の最後の舞台は雨の吹田。インドネシアを迎えての一戦でした。髙須カメラマンが撮影したサムライブルーの戦いをご覧ください。

記事を読む
Non Fiction
近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

カメラマン近藤によるボクシングフォトギャラリー第8弾!「Road to the RING〜第8章〜2025.6.8 有明コロシアム」vol.02はWBC世界バンタム級王者中谷潤人vs IBF世界バンタム級王者西田凌佑!2025年6月公開

記事を読む
Non Fiction
近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

カメラマン近藤によるボクシングフォトギャラリー第8弾!「Road to the RING〜第8章〜2025.6.8 有明コロシアム」『Prime Video Boxing 13』の模様をお届け!2025年6月公開

記事を読む
Non Fiction
近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

「Viaje con pro wrestling NOAH」好評連載第22弾!2025.05.03 両国国技館で行われた「LINEヤフー Presents プロレスリング・ノア25周年記念大会 MEMORIAL VOYAGE 2025 in KOKUGIKAN」の模様をお届け!2024年5月公開

記事を読む
Non Fiction
高須力

SPOALカメラマン

高須力

本戦出場を決めたサムライブルーがサウジアラビア代表と対戦しました。髙須カメラマンが撮影したサムライブルーの戦いをご覧ください。

記事を読む
Non Fiction
高須力

SPOALカメラマン

高須力

FIFAワールドカップ・アジア最終予選、日本は世界最速での予選突破を賭けてバーレーン代表と対戦しました。髙須カメラマンが撮影したサムライブルーの戦いをご覧ください。

記事を読む
Non Fiction
近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

「Viaje con pro wrestling NOAH」好評連載第21弾!2025.03.22 後楽園ホールで行われた「STAR NAVIGATION PREMIUM 2025」の模様をお届け!2025年3月公開

記事を読む
Non Fiction
近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

カメラマン近藤によるボクシングフォトギャラリー第7弾!「Road to the RING〜第7章〜2025.3.13 両国国技館」vol.02は寺地拳四朗vsユーリ阿久井政悟!2025年3月公開

記事を読む
Prev
Next

同じジャンルのコンテンツ

二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

視覚に障がいのあるフットボーラー、松本公平はニュージーランドの古巣ハミルトン・ワンダラーズに復帰し、活躍していく。さらなるチャレンジとして2024年3月にはソロモン諸島のソロモン・ウォリアーズに入団。そしてタヒチで集中開催となるOFCチャンピオンズリーグ(OCL)に臨む。そこで待ち受けた事態とは――。 2024年8月公開。

二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

記事を読む
二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

視覚に障がいのあるフットボーラー、松本公平はチャレンジの人だ。ニュージーランドのハミルトン・ワンダラーズに所属していた2020年5月、トレーニング中の不慮の事故により右目は見えなくなり、左目も「プールの水に浸かっておぼろげに見えるくらい」まで視力を落とした。それでも不断の努力でフットサルのFリーグに挑戦し、23年には古巣ハミルトンに復帰。そして2024年3月、ソロモン諸島のソロモン・ウォリアーズに入団する――。 2024年8月公開。

二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

記事を読む
二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

高須力

SPOALカメラマン

高須力

プレー先を転々としてきた岡山一成は、そこに「やるべきこと」を見いだすことでパワーを発揮してきた。川崎フロンターレでも奈良クラブでも、他のクラブでも同じ。それは指導者を一度、小休止してピッチを離れた今も――。

二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

高須力

SPOALカメラマン

高須力

記事を読む
二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

高須力

SPOALカメラマン

高須力

「岡山劇場」で知られる元Jリーガー、岡山一成があちこちJリーグ会場に〝出没〟している。昨年限りで大分トリニータのコーチを退任し、自分が立ち上げた会社のキッチンカー事業を本格化させ、自らもキッチンに立っている。岡山の新たな挑戦を追った。

二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

高須力

SPOALカメラマン

高須力

記事を読む
二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

2021年12月に公開したSPOAL渾身の企画「Red&Blue」。赤コーナーと青コーナー、同じリングに立つ2人のボクサーには拳のみならず、思いまでが交差する。そのドラマに迫った企画を再公開するにあたって、執筆した2人のライターがプロローグ「VOL.0」として語り合う。

二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

記事を読む
二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

〝方舟の天才〟丸藤正道は2023年9月、デビュー25周年記念大会においてウィル・オスプレイとのシングルマッチに敗れてしまったものの、手応えをつかんだ一戦ともなる。2024年1月2日、プロレスリング・ノアの有明アリーナ大会では〟〝ゴールデンスター〟飯伏幸太とのシングルマッチも決定。「5年後に引退」と打ち明ける彼がこれから見据えるものとは――。

二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

記事を読む
二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

プロレスリング・ノアを運営するサイバーファイトの副社長を務め、44歳になった〝方舟の天才〟丸藤正道。プロレスデビューから25年という節目を迎え、第一線から退くのではなく、再び最前線へと向かおうとしている。ターニングポイントになったのが丸藤に憧れた〝現代の天才〟ウィル・オスプレイとの邂逅だった――。

二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

記事を読む
二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

高須力

SPOALカメラマン

高須力

飛ばし気味にスタートを入ってきたスティーブン・バトラーに対して王者・村田諒太は徐々に「制御」を解除していく。3ラウンド目に入り、村田は攻勢を強めていくことに。感情の放置の先に待っていたのは――。村田は「リアル」を証明できたのか――。 2023年8月再公開

二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

高須力

SPOALカメラマン

高須力

記事を読む
二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

高須力

SPOALカメラマン

高須力

村田諒太のプロデビュー戦からロブ・ブラントにリベンジするまでの物語は「激拳譜」に記した。今回PLUSとして描いたのは2019年12月23日、横浜アリーナで開催された初防衛戦。WBO1位にもランクされたカナダのスティーブン・バトラーが相手だ。 2023年8月再公開

二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

高須力

SPOALカメラマン

高須力

記事を読む
二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

高須力

SPOALカメラマン

高須力

あの悪夢から9カ月――。WBA世界ミドル級王者・村田諒太は2018年10月、ボクシングの聖地であるラスベガスに赴き、指名挑戦者ロブ・ブラント(アメリカ)のスピードに翻ろうされて0-3判定負けでベルトを失った。一時は引退も考えるなか、現役続行を決断。「負けたら引退」を胸に、運命の再戦に臨んだ。 2023年7月再公開

二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

高須力

SPOALカメラマン

高須力

記事を読む
二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

高須力

SPOALカメラマン

高須力

アッサン・エンダムとのダイレクトリマッチを制して、WBA世界ミドル級王者となった村田諒太。2018年4月、イタリアのエマヌエーレ・ブランダムラと初防衛戦を行なうことになった。人知れぬ苦悩との戦いを経て、彼は横浜アリーナのリングに向かった――。 2023年7月再公開

二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

高須力

SPOALカメラマン

高須力

記事を読む
二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

高須力

SPOALカメラマン

高須力

2023年3月、日本ボクシング界を引っ張ってきた村田諒太が引退した。ロンドンオリンピック金メダリストからプロに転向して以降、編集長が『Number』『ボクシングマガジン』を通じて追いかけてきた記事を再編集して掲載する。第1回は「有明デビューの衝撃」――。 2023年7月再公開

二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

高須力

SPOALカメラマン

高須力

記事を読む
渋谷淳

SPOAL編集者

渋谷淳

近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

人生の目標をボクシングの世界チャンピオンに定めた勅使河原弘晶は2021年12月12日、世界タイトルマッチ出場をかけた挑戦者決定戦の舞台にたどりつく。しかし結果は敗北。この結果を勅使河原はどのように受け入れ、そして第2の人生を踏み出すきっかけにしたのか――。

渋谷淳

SPOAL編集者

渋谷淳

近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

記事を読む
渋谷淳

SPOAL編集者

渋谷淳

近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

まるで雷に打たれたかのようだった。荒れた10代を送っていた勅使河原弘晶はボクシングに人生の活路を見いだした。やるからにはとことんのめり込み、中途半端を許さないのがテッシー流。世界チャンピオンになるための戦いが始まった。

渋谷淳

SPOAL編集者

渋谷淳

近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

記事を読む
渋谷淳

SPOAL編集者

渋谷淳

近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

テッシーこと勅使河原弘晶は19歳のとき、少年院で出会った一冊の本をきっかけにボクシングで世界チャンピオンを目指すことを決意した。勅使河原が常に前向きに、昨日の自分を超えたいと考え、行動するようになった背景には、口にするのも憚られるような不遇な幼少時代があった。

渋谷淳

SPOAL編集者

渋谷淳

近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

記事を読む
渋谷淳

SPOAL編集者

渋谷淳

近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

ボクシングの元東洋太平洋チャンピオン、勅使河原弘晶が寿司職人を目指して奮闘している。ボクサーが引退後、飲食業に携わるのは珍しくないが、料理をまったくしたことのない人間がなぜ寿司?? 昨日の自分より今日の自分。チャレンジし続ける“テッシー”の物語――。

渋谷淳

SPOAL編集者

渋谷淳

近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

記事を読む
二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

高須力

SPOALカメラマン

高須力

畏怖をこめて『神の左』と人々は呼んだ。プロボクシング〝黄金のバンタム〟で世界チャンプとなった山中慎介は左ストレートを武器に次々と防衛を重ねていく。そのまっすぐな生き様とボクシングスタイルは、伝説になった。『Number』『ボクシングマガジン』での掲載記事を再構成したうえで、あらためてチャンプストーリーをお届けする。 2023年3月再公開

二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

高須力

SPOALカメラマン

高須力

記事を読む
二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

藤子不二雄マンガに出てくる天然パーマの小池さんか、それとも〝ゴッドレフト〟山中慎介か――。プロボクシング日本人世界チャンピオン歴代2位となる12度の防衛を誇った彼は無類のラーメン党で知られている。引退した今だから話せるラーメン秘話――。 2023年1月再公開

二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

記事を読む
二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

高須力

SPOALカメラマン

高須力

サッカー日本代表専属シェフとして知られる西芳照さん。ワールドカップには2006年ドイツから2018年ロシアまで4大会連続で日本代表に同行。食の衛生管理を第一に、温かい食事、栄養ある食事、美味しくなる環境をモットーに、選手たちを料理で支えてきた。現在も専属シェフの任を続けながら、今シーズンからJFLに参戦するいわきFCで選手たちの食事を担当している。西さんの料理はなぜ選手、スタッフに喜ばれるのか。絶対に負けられないキッチンでの戦いに迫る――。 2020年5月公開

二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

高須力

SPOALカメラマン

高須力

記事を読む
二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

世界タイトルマッチは1勝7敗。されど花形進はプロボクシング界の名チャンプであった。劣勢に追い込まれたところで心は折れない。あきらめなければ、勝機はある。花形進はどんな状況であっても前に進もうとするボクサーであった。「1勝7敗の名チャンプ」第1回――。 2020年12月公開

二宮寿朗

SPOAL編集長

二宮寿朗

近藤俊哉

SPOALカメラマン

近藤俊哉

記事を読む