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昨日の自分より今日の自分 VOL.3

すべては世界チャンピオンになるために、人格でも世界一目指す

元世界チャンピオン、輪島功一さんの自伝『炎のチャンピオン』によって覚醒したテッシーこと勅使河原弘晶は少年院を出ると輪島さんが営む輪島功一スポーツジムでボクシングを始めた。勅使河原に他のボクサーと違ったところがあったとすれば、ジムを離れたところでの行動だったかもしれない。

「勝手な思い込みなんですけど、世界チャンピオンになるには、たぶん人格も世界一じゃないとチャンピオンになれない。そう思ったんです。多くは本から学びました。ボクシングを始めてから辞めるまでの12年間で1000冊くらい読みました。すべて自己啓発本です。12年間はテレビも禁止にしました。何も考えないでテレビを見ている時間はもったいない。その時間に本を読んだほうがいい。ボクシングのおかげですね。すべては世界チャンピオンになるための行動だったので」

2011年7月28日、21歳でプロデビュー。後楽園ホールでの初陣は3回TKO勝ちだった。だれよりもたくさん練習し、デビューから5勝1分の成績を収める。しかし現実は甘くなかった。迎えた12年11月、東日本新人王バンタム級決勝でプロ初黒星を喫したのだ。一度でも負けたら世界チャンピオンにはなれないと思っていた。ショックは大きく、ジムから足が遠のいた。

復帰のきっかけはあるフリーペーパーの取材だった。そこで勅使河原は初めて少年時代に虐待されていたという自らの過去を明らかにした。

「虐待は自分にとってとても恥ずかしい過去でした。とても他人には言えない。でもあのとき、なぜか勇気を振り絞って虐待のことを話すことができた。その記事の反響がけっこうあったんです。よくがんばってるね、と言ってくれた人がいた。勇気をもらった、と言ってくれた人もいた。これって僕がボクシングで輝くことで他人に希望を与えられるかもしれない。僕ががんばることで僕みたいな過去を持つ人に光を与えられるかもしれない。そう考えるようになって、もう一度死に物狂いでボクシングをやろうと再起しました」

自らの告白を記した1本の記事をきっかけに、自分のためだけだったボクシングは、他人のためにもなると知った。自ずと視野は広がって、練習の中身も変わった。がむしゃらなだけだった練習を見直し、効率を考え、技術面にも目を向けるようになっていった。

WBOアジアパシフィック王座を獲得し、恩師の輪島会長のもと駆け寄った

 

一皮むけた勅使河原は再び白星を積み重ねていく。とはいえ「負けたら終わり」という考えに変化はなく、「試合の前はいつも精神病だと思うくらい追い詰められていた」という。迎えた16年10月、元東洋太平洋王者で世界挑戦経験もある赤穂亮に2-1判定で敗れた。あんなに恐れていた2度目の黒星だったが、ここで心は折れず、負けをプラスに転化するたくましさを見せる。

「ダサいんですけどあの試合は負けたと思えなかったんです。悔しかった。でも、だったら判定じゃなく、倒せばいいんだとマインドチェンジできたんです。それから最後に負けるまで10勝9KO。僕はそんなにパンチがあるわけじゃないけど、気持ちでKOできるようになりました。ほんと、気持ちで倒すんです。僕、けがも病気も気持ちで治しますから(笑)」

2017年10月、デビューから6年たってWBOアジアパシフィック・バンタム級王座を獲得。2度防衛後にクラスを上げ、18年10月に東洋太平洋スーパーバンタム級王者となり、4度の防衛を成功させた。赤穂戦以前は16戦して6KO勝ちの選手が、対戦相手のレベルが上がる中で10勝9KOというからまさに有言実行である。

世界ランキングを上昇させた21年暮れ、IBFスーパーバンタム級挑戦者決定戦のチャンスを手にする。この試合に勝利すればIBFの指名挑戦者となり、チャンピオンに挑戦する権利を得ることができるのだ。

ついに夢の世界チャンピオンまであと一歩のところまできた。対戦相手は元WBO世界バンタム級王者、フィリピンのマーロン・タパレスに決まった。日時は2021年12月12日、会場は米カリフォルニア州カーソンのディグニティ・ヘルス・スポーツ・パーク。勅使河原は意気揚々とアメリカに乗り込んだ。

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