「こ、こいつ、動くぞ」
みなさんご存知、劇場版「機動戦士ガンダム」(1981年)。
主人公アムロ・レイがはじめてガンダムに乗りこむ時の有名なセリフ。動かなそうなものが動いてしまった時、このセリフが思わず出てきてしまうのは私だけではないはず。
前半戦に引き続き妄想サッカーチームの先発フォーメションにお付き合いください。前回は、まんべんなくキャラクターを登場させる王道パターンで作ってみましたので、今回はよりマニアックに。筆者の好みを押し出して行こうと思います。
まずは、1年戦争終結後、新たな敵が現れた!という設定でのオールスター戦。敵同士だった悟空とベジータが手を組んで、次の敵と戦っていくパターンです。
早速、スターティングメンバーを発表していきましょう!
旧ザク、ビグ・ザムはスーパーサブに。
システムは3-6-1。
玩具メーカーが喜びそうな、と言うよりは、筆者が集めたいガンプラの布陣と言ったほうが正直なところ。
エルメスをトップに2列目にはガンダムとシャア専用ゲルググ。文字通りの三角関係は、劇中のストーリーをなぞってみました。仲間割れさえしなければ、攻撃力は増大。
余談ですが、アムロはマチルダ中尉やハモン・ラルといった年上女性に惚れやすいという傾向が見られました。これは、小さい頃にお母さんと離れて暮らしていたのが原因かと思いきや、ララァとも出会ってすぐに惹かれ合う。結局誰でもいいのでは!?(でもフラウ・ボゥには冷たい)まぁ、まだ15歳ですから。
話が脱線しました。
中盤には“黒い三連星”仕様のドムを配置。ホバーで浮いたままボールを蹴るのは果たして可能なのか?と書いていて思いましたが、それよりも、フィールド内をアイスホッケーっぽく縦横無尽に駆け回っている絵が浮かんだので、抜群のチームワークを駆使し中盤をかき回して欲しいところ。
連邦軍がガンダムだけでは寂しいので、ガンキャノンも先発起用。たまのオーバーラップが見せ所。正確なフリーキックに期待。
最終ラインは、ズゴック、アッガイ、ギャンと渋めのキャラで。近接格闘戦が得意とのデータの元、当たり負けしない、フィジカルが強そうな面子を集めてみました。
キーパーにはグフ。右上、左上と言ったキーパーが苦手のコースにはヒートロッドで防いでくれるでしょう。
マニアックって言うけど、想定内のスタメンじゃん。ププッ。という声もチラホラ聞こえて来そうなので、次は、筆者が考える最強スタメンを発表させていただきます。
脚がないキャラクターばかりですみません。
システムは5-3-2
まず、ツートップの一角は、ザクでもなく、ゲルググでもなく、シャア専用ズゴック。ジャブローでジムを一撃で倒すシーンは戦慄の一言。ゴール前で一瞬に裏を取る動作は申し分ないでしょう。
そして、ブラウ・ブロをこの位置に抜擢。サイコミュシステムによるオールレンジ攻撃は、もうキーパーだって任せたい。どこのポジションでもこなせるであろうキャラクターですが、やはり、攻撃力を買って前線で起用。ビグ・ザムよりもブラウ・ブロを量産したほうが、歴史は変わっていたのではないかと思います。劇中ではあまり活躍できませんでしたが、これを機会に「ブラウ・ブロ」最強説を唱えたい!
中盤にはガンダムとエルメス。ここはもう外せないでしょう。やはり、ニュータイプで前線を固め、早い時間から得点を重ねて欲しいところ。アンカーの位置にはゾックを起用。あまり動きが早くないとの情報もありますが、大きさとパワーで相手の出鼻をくじきたい。
お待たせしました。ディフェンス陣にはマニアックな機体が大集合。サイドバックには直線的な動きが得意なビグロ、ザクレロを。前線までの駆け上がりと高速クロスを見てみたい。
センターバックにはアッザム。ガンダム内ではトンデモメカの一つと分類されていますが、
シャア専用以外、ガンダムと戦って倒されなかった稀有なキャラクターとして忘れてはいけない存在。
キーバーはゴッグ。
動きはそんなに機敏ではありませんが、機体が頑丈、そして何といっても腕が伸びる。
最後はちょっとオマケのような形で、ガンダムを知り尽くした方なら納得の布陣。何故、連邦軍が勝利したのかをフォーメーションで表してみたいと思います。
コロンブスはジム50機収容できる輸送艦。
何故、連邦軍が一年戦争に勝利したのか。その答えは、中盤に展開するジムをご覧になればお分かりのとおり、ガンダムの戦闘データを元にジムの大量生産に着手出来たこと。また量産型として、ビームスプレーガンを標準装備できたことも大きな要因。
これが一つ。
そしてもう一つは、キーパーの位置にいるソーラ・システム。これがなければ、この戦争は終わらなかったでしょう。その輸送もかねたコロンブス、ビーム撹乱幕でシステムを守ったパブリク突撃艇に最終ラインは任せます。
アニメではガンダム率いるホワイトベース隊がもちろん主役ですが、全体の戦線を見てみると、たった一つの戦艦だけ。本人たちも気付いているとおり、戦線の端っこで囮とされています。もちろん、ニュータイプの活躍があってこその勝利だったのですが、その事を詳しくしようとするともはやサッカーでも何でもなくなってしまうので、それはまた別の機会に。
対するジオン軍はゲルググの大量生産が間に合えば、また戦局は変わっていたことでしょう。
ここまでお付き合いいただきありがとうございます!
ガンダムを例にサッカーを語っているつもりが、後半は単純にガンダム話になっている気もしなくもないですが、しっかりとついて来ていただけたでしょうか。
次回はまた違ったアプローチでスポーツを語っていければと思っております!
「妄想イレブン MSでサッカーチームを作ろうvol.02」終
2022年12月公開