「俺はガンダムで行く」
みなさんご存知、映画「レディ・プレイヤー1」(2018年)からの一言。
世界中のオタクが涙したという、スティーブン・スピルバーグ監督作品。神無月の出雲大社かとツッコミたくなるほどオールスターキャラが大集結します。
80年代ロックサウンドをバックに、アニメ、ゲーム、映画の細かいネタが画面の隅々にまで登場。1回見ただけでは全部網羅できません。「マニアックモノガタリ」もこの映画ぐらい細かすぎても大丈夫でしょうか?個人的にガンダム対メカゴジラもいいのですが、あのホテルの洪水が、もう一度見られるとは思ってもいませんでした。恐怖もある水準を超えると「美」になる。スピルバーグはもちろん、キューブリックの凄さも再確認できる映画です。
さて今回、ファミコンとスポーツの関係を探るべく、ファミコンタイトル全1053本。ディスクシステム全198本。一つ一つ確認していきました。
本音を言いますと、ソフトのパッケージやデモ画面を紹介しながら、マニアックなソフトを紹介したかったのですが、権利の都合上お見せできずに残念です。
よくあることで恐縮ですが
僕のスポーツゲームランキングTOP3 ファミコン編
1位・・バレーボール(ディスクシステム)
2位・・プロ野球ファミリースタジアム
3位・・ゴルフ
「バレーボール」。あまり話題にのぼってこないソフトですが、アタックの感触が気持ち良く、クイックやクロスアタックも使えて、完成度高し。このゲームは販売本数198万本と、スポーツゲームの中では歴代の4位に入っております。面白いと思っていたのは自分だけじゃなかったのかと救われるデータでした。(ちなみに総合歴代1位はスーパーマリオの681万本。)
普通一つのゲームがヒットすると、後追いがあるのですが、バレーボールはあまり続かず。男子のビーチバレー「U.SチャンピオンシップV.BALL」と、サンリオのキャラクターがバレーをする「サンリオカップポンポンバレー」の3本しか発売されませんでした。
ランキング外からもマニアックなスポーツソフトを何本かご紹介。
元柔道部の私としては「燃えろ!柔道WARRIORS」
嘉納治五郎先生に怒られそうなタイトルですが、内容は真面目な柔道ゲーム。そこそこ技も多彩です。
「熱血高校ドッジボール部サッカー編」
熱血高校サッカー部が集団食中毒になり、代わりにドッジボール部がサッカーの試合に助っ人として参加という設定。もうサッカー部にしちゃえばいいじゃないかと。ドッチボール部を頑なに守るのは、令和の時代に口にするのはちょっと恥ずかしい「熱血硬派くにおくん」が主人公だからでしょうか。
おまけに、スポーツゲーム関係なくエキセントリックなソフトを一本。
「暴れん坊天狗」
夜の街関連のお店の名前ではございません。天狗のお面が邪悪な生命体からアメリカを救うというストーリー。自らの目玉と舌を発射し、敵や建物を破壊するという、キレッキレ設定のシューティングゲーム。アメリカ版では天狗が「落ち武者」の生首バージョンというパンチの効いた一品。
現在ではプレミアソフトとなっております。
最後にレアアイテムも一つ紹介。
現在のVRゴーグルと言われても!?
上の写真は1987年に、任天堂が発売した3Dシステムゲーム対応のゴーグル。このシステムに対応したソフトはわずか7本ほどと、残念ながらヒットには恵まれませんでした。ただ、「朝シャン」や「ボディコン」が流行った時代に生まれたものとしては、現代のVRゴーグル、または2045年設定の「レディ・プレイヤー1」内で使われていても、違和感のないデザインではないでしょうか。
今ではもうサブではなく、立派なメインカルチャーの一つとなったテレビゲーム。
このジャンルはタイミングを見て、また記事にしたいと思っていますので、お楽しみに!
「ファミリーのコンピューター EXTRA」 終
2022年7月公開