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Red&Blue Red江口道明 VOL.2

江口道明がプロデビュー戦を迎えたのは11月2日、後楽園ホールのリングだった。ミニマム級4回戦で、対戦相手は同じくデビュー戦の川上拳汰。これまで江口を指導してきたマナベボクシングジム会長の真部豊は、江口がプロテストを受けたいと言った時の驚きを忘れていない。2020年春の話だった。

「いや、無理だなと。確かに江口は練習熱心でした。ただ、体がかなり細くて、体重も一番ないときは45キロくらいしかありませんでしたから。スパーリング大会に出てみると、ちょっと重い人に簡単にパワー負けしていました。いや、無理とかそういう以前に、江口がプロになるなんて想像したこともありませんでした」

そう思った真部だが、江口に向かって「無理だからやめろ」と口にしたわけではない。やらせてみてもいいかな。そう思う理由があった。

「自分からプロになりたいって言う子、あんまりいないんですよ。だいたいその子の様子を見て、こちらから『プロになってみないか』って声をかけるんです。ところが江口はスパーリング大会もプロテストも試合も、すべて自分から『やらせてください』と言ってきたんです」

真部は江口の意欲を買った。
江口にはどうしてもプロにならなければならない理由があった。

生まれは福岡県で、小学生の時に東京へ引っ越し、葛飾区は亀有で育った。父親は出版社勤務のサラリーマン。『こちら葛飾区亀有公園前派出所』で知られる人情の町で暮らしながら、江口はどちらかと言えば引っ込み思案で人見知り。体も小さく、決して運動が得意な子どもでもなかった。

中学生の時、体育の授業で1500メートル走を走った時のことをよく覚えている。江口は最後まで走れなかった。途中から歩いた。するとそれを見ていた女子生徒が江口のことを応援してくれた。彼女たちに悪意などもちろんない。ただ、1500メートルを完走できなかった男子生徒は傷ついた。とても恥ずかしかった。

東京・正則学園高ではテニス部に所属。本人曰く「すごく楽な部活でした」。普通に受験勉強をして、日本大学法学部に進学した。大学に入って特にやりたいことがあった訳ではない。ただ何となく「サークルに入って遊ぶんだろうな」とは思っていた。ところが……。

「僕はちょっと内気なんで、ああいうノリがちょっと合わなくてサークルには入らなかったんです。それで授業とバイトという日々を送ることになりました。でも、それだけじゃつまらないというか、何か運動がしたいと思ったんです」

何か運動がしたくてボクシング? 2つが結びつくまでにはもう少しパーツがほしい。

「僕は自分に自信がないんです。人と話をするのも苦手なタイプで。それで自分に自信をつけるという意味でもボクシングがいいかなと思ったんです。殴り合いは怖かったし、ボクシングはちょっとやんちゃ系の人がするというイメージもありました。でも、そういう世界に1回行ってみたいと思ったんです。思い切ってジムに電話しました」

自宅の近くにマナベボクシングジムがあることはチェック済みだった。でも、なかなかジムに電話ができなかった。怖かったのだ。悶々としながらようやく勇気を振り絞って電話したのが1ヶ月後。「見学においでよ」と拍子抜けするほどの対応に、まずは胸をなでおろした。

江口がマナベジムを選んだのは正解だっただろう。アットホームな雰囲気で、プロ選手の数も少なく、会長の人当たりはどこまでも柔らかい。こうして江口はボクシングを始めた。大学1年生が終わろうとしていたころだった。

ジムに入会してからは週4日くらいのペースでジムに通った。ボクシングのイロハを少しずつ覚えていった。やがて実戦練習もさせてもらえるようになった。入会から1年後、志願して初めてスパーリング大会に出場する。近隣のジムの練習生が集まって手合わせする大会で、江口は“デビュー戦”に敗れた。

半年後、再びスパーリング大会にチャレンジした。今度こそはと意気込んだが、デビュー戦よりも無残な結果に終わった。ボディブローでダウンを奪われ、そのままストップ負け。スパーリング用の大きなグローブで、腹を打たれて倒れた自分が情けなかった。

「あの負けがすごく悔しかったんです。もうボクシングを辞めようと思いました。でも、このまま辞めたら自分には何もなくなってしまう。辞めるなら何か結果を残してから辞めよう。プロテストに合格してから辞めよう。そう考えたんです」

この申し出を真部が受け入れ、江口は「練習生」から「テスト生」になった。テスト生になったからといって何か待遇が変わるわけではない。ただ出席簿に書いてある名前が「練習生」のところから「テスト生」のところに変わるだけだ。しかし、それだけのことで江口の心にスイッチが入った。

江口は今まで以上に熱心に練習に励んだ。週5日ジムに通い、練習が終わったあとに毎日5キロ走った。体を強くするため、ジムでは懸垂を欠かさず、ダンベルを買って家でもトレーニングをした。会長に言われて首を鍛える練習にも取り組んだ。

当時は大学4年生になったばかり。プロテストとは別に、就職活動も始めるはずだった。江口は公務員を志望していた。ところがコロナの猛威が計画を狂わせた。就職活動の雲行きが怪しくなる。そこで江口は公務員試験の勉強を進めつつ、まずはプロテスト合格を優先させることにした。何としてもプロテストに合格したかった。公務員試験は既卒でも不利になることはない。そんな計算もしっかりした。

2021年3月、大学卒業を間近に控えた江口はプロテストに合格する。コロナによるジム閉鎖が解けてからの9ヶ月、熱心にジムに通って練習を続けた成果が形になった。そしてプロのライセンスを手にしただけでは満足できない自分がいた。

試合をさせてほしい。

江口は真部にそう告げた。

2024年5月再公開

第3回に続く

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