ここまで新作ばかりを紹介してきましたが、もちろんこれまでに発売されてきたモデルだって買わないわけじゃありません。
・たまたま店に行ったら、入荷してた。
・履かなくなった友達が、譲ってくれた。
・どうしても諦めきれなくて、探しちゃった。
そんな理由を付けてはまた、スニーカーが増えていくのです。2021年のたった3ヶ月ですが、そうやって私のラインナップに仲間入りしたモデルが何足かありました。
アディダス至高のクラシックモデル
ADIDAS SAMBA OG – BLACK
ADIDAS SAMBA OG – WHITE
これは、アディダスの「SAMBA(サンバ)」というモデルで、初めて作られたのはなんと1950年です。今から70年以上前に作られたモデルが、様々な改良を経て今もなお売られているというのはまた重みを感じますね。
このサンバ、元はフットボールシューズとして作られました。
アディダスの創設者アドルフ・ダスラーが設計したシューズとしては最古のモデルともいわれており、名前の由来は同年に開催されたブラジルワールドカップにちなんで「samba」と付けられたのだとか。
特に黒色を見ると感じますが、レザーに白のストライプは伝統的なサッカーのスパイクのようですね。さらにシルエットも細く、底はガムソールを採用しています。このようにスポーティでかつクラシックな印象があることで、ファッションアイテムとしても非常に活躍してくれます。
今回私が購入したのは、「OG」というネームがついています。実はこのワード、ナイキや他メーカーでも頻出するのですが、読んで字のごとく「オリジナル」という意味。つまり、このサンバは過去のディテールを踏襲した正真正銘の後継モデルとしてリリースされたものなんです。
このオールドスクールな感じがたまりません。
例えば太めのデニムパンツと合わせたって、このようにシュッと足元を締めてくれます。もちろんビジネスカジュアルで同色のパンツに合わせても、バッチリきれいめコーデになりそう。
こうしたシンプルな作りは、どんなテイストのファッションにもある程度マッチするのが魅力だと私は思っています。ストリートからラグジュアリー、ビジネスまで幅広く履き回しができるので、一足はあると便利かもしれません。
ニューバランス×バスケットボール
アディダスではフットボールにルーツを持つスニーカー「サンバ」を買った一方で、ニューバランスのちょっと珍しいモデルもゲットしました。
NEW BALANCE x PACKER SHOES P740PPR
それがこの一足。もしかしたらこの配色だけでピンときた方もいるかも知れませんが、この「P740」はニューバランスのバスケットボールシューズ。このモデルをこよなく愛したのが、1980-90年代にロザンゼルス・レイカーズで活躍したNBAのレジェンド選手ジェームズ・ウォージーでした。
私が買ったのは、そんなジェームズ・ウォージーに敬意を評し、ニュージャージーのスニーカーショップである「PACKER SHOES(パッカーシューズ)」が特別仕様でリリースしたモデル。全面にレイカーズのチームカラーであるパープル×イエローが配されており、バッシュといわれなければちょっとオシャレなブーツに見えてしまいそうなほど。
私はこのモデルの存在を、今年まで知りませんでした。
常日頃からお世話になっている恵比寿のスニーカーショップ「PASS OVER」さんのオンラインストアを漁っていたら、たまたまこのモデルを発見したのです。もうその場で一目惚れしてしまい、オーナーのシゲさんに連絡して店頭で試着させていただき即購入してしまいました。好みを絶妙な角度から揺さぶってくるPASS OVERシゲさんの仕入れチョイスは、本当に気をつけないといけません。毎回サイトを見るたびに買っている気がします(笑)
また外で履くと、表情が変わりますね。
ほぼ全面パープルというスニーカーは手持ちでも珍しいので、コーディネートを考えるのがとても楽しかったです。今回は、上下グレーの薄めセットカラーコーデの足元アクセントとして合わせてみました。
前話で紹介した「N992」もそうですが、ニューバランスのスエードレザーは色合いがとても美しいです。単色ながらほどよいムラがあり、それがモデルの雰囲気をとても引き立てています。
以上、今回は4話にわたって数々のスニーカーを紹介してきました。
新作だけではなく旧作までひっくるめた、計15足はいかがでしたか?まだ2021年も9ヶ月以上残っています。きっとまた驚くようなリリースも出ることと思います。
まだまだ勢い続くスニーカーブーム、どうか今年も皆様の足元に幸あらんことを。
おわり
2021年3月公開