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エキサイトマッチを語ろう VOL.4

世紀の一戦で声が…この30年には失敗もあった

二宮 さて、話の続きからいきましょうか。タカさんが辰吉丈一郎さんに助けてもらったというのは?

髙柳 帝拳ジムの葛西裕一さんがWBA世界ジュニアフェザー級王者ウィルフレド・バスケスに挑戦した試合があって、ゲスト解説が辰吉さんでした。

二宮 場所は東京体育館でした。葛西さんは無敗で世界に初めて挑みましたけど、1ラウンドKO負け(1994年3月)。あの試合の中継がWOWOWだったんですね。

髙柳 1ラウンドで終わったことで、かなり(場を)つながなきゃいけない。辰吉さんは最初「僕にあんま(話を)振らんでください」って言ってたのよ。でも凄く頑張って喋っていただいた。「葛西くんの気持ち、良く分かります」って葛西さんに寄り添うように言ってくれたのが印象的だったね。

渋谷 葛西さんが学年1つ上かな。ほぼ同世代だしね。

二宮 つなぎの喋りというところでもう少しお聞きしたいのですが、情報の出し方で気をつけていることってありますか?

髙柳 ウソをつかないようにっていうのはあるかな。人づてに聞いたことは「~という情報があります」とか、「新聞ではこのように報じられています」とか。そういったものによって今度はジョーさんや浜田さんが喋ることを引き出していく。

渋谷 一つ情報があれば、話が広がりますもんね。

髙柳 僕がトンチンカンなことを言っているのもよくあるよ。「ファンの集い」でも適当なことをよく言ってすみませんって先に謝っておきますもん(笑)。

二宮 タカさんは適当だと思っているかもしれないけど、聞いているファンの立場からすれば適当じゃないですよ。

渋谷 僕からもまた質問いいですか?

高柳 何でもいいですよ。

渋谷 アナウンサーって声が命じゃないですか。風邪ひいてとか、声が出なくなってとかってありました?

髙柳 あるある。それこそフロイド・メイウェザーとマニー・パッキャオの一戦(2015年5月)。

渋谷 えっ、あの世紀の一戦で! リングアナのマイケル・バッファーの声が凄く擦れていたなっていう記憶が。

髙柳 日本にいたときにのどが痛くて、ラスベガスに着いたら大丈夫かなって。でもやっぱり当日ダメだったね。声がひっくり返って、聞き取りづらい。ただ助かったのは会場の歓声が凄くて、自分の声を消してくれたところはあったかな。

「Excite Match」はボクシングの教科書

二宮 まだまだいっぱい聞きたいことはありますが、コロナ禍の今、長時間になるのは避けておきましょう。ではそろそろ締めに。

渋谷 あっ、ちょっと待って。話が盛り上がって、切り出すのが遅くなってしまったんだけど、2013年にNumber誌の別冊「拳の記憶Ⅱ」で髙柳さんを取材したことがあって。「リングサイドで見た衝撃の一戦」が取材のテーマだったんだけど、1995年11月のリディック・ボウとイベンダー・ホリフィールドの試合を挙げていたなって思い出して。もう一度、聞いてみようと思っていたのよ。

二宮 6ラウンドにホリフィールドの左をもらってボウがダウンしたけど、8ラウンドに左右のフックを浴びせて逆にダウンさせてラバーマッチに決着をつけたあの試合ですね。

髙柳 リングまで3~5メートルくらいだったかな。大木が切り倒されたようにボウがゆっくり目の前で倒れてきて。凄い迫力があったなっていう話を渋谷さんにしたんだっけ。

渋谷 そうです、そうです。こうやって試合を挙げいくと本当にキリがなくなってしまいますね。

二宮 では締めに。これは敢えて渋谷さんに聞きたいんだけど、日本のボクシング界における「Excite Match」の貢献度についてどう感じてますか?

渋谷 そこは間違いなく、ボクサーに与えた影響だと思うよ。

二宮 僕も同感。

渋谷 その代表格が村田諒太選手でしょ。彼は「Excite Match」マニアですからね。この番組があるから世界を感じれるし、世界の技術を学ぶことができる。今こうやって村田選手や井上尚弥選手はじめ、世界と張り合うことができているのも、世界最高峰のボクシングをチェックできる環境があるから。

髙柳 村田さんに「この番組は僕の教科書でした」って言われたときは本当にうれしかったな。帝拳ジムに取材に行ったときに、まだ挨拶していなかった亀海(喜寛)さんが僕のところに来てくれて「昔から見ています」って。総合格闘技やキックボクシングの選手でも「Excite Match見ています」ってよく言ってもらえる。

二宮 亀海さんも解説陣に入ってますし、村田さんもゲスト解説、少なくないですよね。輪が広がっている感じがあります。

渋谷 今はローテーションだと思いますけど、ジョーさん、浜田さんとのトリオがずっと続いているというのもいいですね。

資料に書き込む髙柳さん。準備により時間を掛けるようになってきたという。写真はヴィステックエンタテインメント提供

 

髙柳 僕も浜田さんも60代で、ジョーさんが70代。WOWOWの人からすれば若返りを図りたいと思っているかもしれない。でもこうやって続けさせてもらっているので、僕としては感謝しないといけないし、まだまだ頑張らなきゃいけないなっていう思いも強い。だから事前に準備することが自然と増えてきているよね。それは浜田さんもジョーさんも同じだと思いますよ。前より台本が厚くなっているし(笑)。

二宮 3人のハーモニーの熟成が楽しみです。

渋谷 あうんの呼吸をこれからも。

髙柳 それはもう、ジョーさんも浜田さんも何を喋ろうとしているかって肌に染みついているから。まあ、30年も一緒にやっていればね(笑)。これからもぜひ「Excite Match」を楽しみにしてください。

Excite Matchを語ろう。 終

2021年2月公開

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