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それぞれの2020 石井編

経験をしたことがないパンデミック

2020年と言えば「コロナ」。過去にもペスト、スペイン風邪と人類は幾度もパンデミックを経験してきましたが、国境間の往来が著しく発展した現代社会においてのパンデミックはコロナウイルスが初めてではないでしょうか。

SPOALもスポーツメディアですのでスポーツが実施できない期間は記事ネタ探しに苦戦を強いられました。私はディレクターという立場でしたので取材等々は行わなかったのですが、編集側の二宮・渋谷・山手は相当苦労していたようです。

コロナ状況下においてオンラインでの取材というのも新しいスタイルかと思います。ですが、オンライン取材となると写真が撮影できないという困った面もありました。IT化が進み取材はオンラインでできたとしても、やはり撮影だけはアナログにやるしかないと実感した次第です。

ワクチンが早々に出来上がり、インフルエンザのように薬で治せるような時代が早くきて欲しいですね。

F1が開催するのかしないのか?

スポーツ好きユーザーとして一番気がかりであったのが、2020年はスポーツが開催できるのか?ということ。残念ながら東京五輪は延期となってしまいましたが、各競技無事に開催はされているかと思います。私は無類のF1好きですので7月の開催まではまだかまだかと悶々とする日々を過ごしたのを記憶しております。

F1は毎年3月にシーズン開催となるのですが、コロナ状況下でも初戦のオーストラリアGPは強行開催をするのかと思いきや、とあるチームのスタッフにコロナ感染が発覚してしまい準備はしたもののレースは延期。7月まで開催はお預けとなりました。

F1マシンは複数の飛行機で空輸を行なわなければならないので準備だけでも莫大なお金が掛かります。マシンだけでなくタイヤも運搬しなければなりません。1レース毎に何本を使用するのでしょうか…計算してみましょう。

F1ドライバーが1レースに使用できるタイヤのセット数はドライタイヤ13セット、レインタイヤ4セット。合計17セット。F1は4輪ですので1セットは4本。合計68本がドライバー1人が1レースに使用できる本数となります。ドライバーは全部で20人いますので、なんと1レースで1360本ものタイヤを毎レース持ち運ばなければなりません。あんな太くて大きいタイヤが1360本。運搬用の飛行機が1機パンパンになってしまうでしょう。もちろん飛行機だけではなく、陸路・海路も使用して全体的な輸送マネジメントを行っていますので毎回タイヤを空輸するということはなさそうですが…

F1はタイヤだけでなく、家も毎レース運ばないとなりません。「家?」と思いの皆様に説明をすると、F1はモーターホームというものをピット裏に毎レース建てております。モーターホームはチーム毎にありますので10棟建てられることとなります。簡易的に組み立てられる仕様となっているようですが、プレハブのような安さはございません。さすがF1、内装はラグジュアリーです。F1公式Youtubeに紹介VTRがありましたのでご紹介します。

2021年に向けて

私が多くを語れるのがF1だけ。サッカーも好きですが編集長の二宮ほどサッカーの知識はなくサッカーの試合を毎試合見ているわけでもございません。

そんな私はSPOALに無いカラーとしてF1の世界の紹介を今後も続けていこうかと思いますが、一つ残念なのが2020年は日本グランプリが中止となってしまったこと。先にも述べたようにディレクターという立場なので取材は行わないスタイルでしたが折角スポーツメディアを立ち上げているので日本グランプリだけは取材に行こうかなと思った矢先の出来事。

来年こそは日本グランプリが行われる鈴鹿サーキットに出向き、現地の生の様子を皆様にお届けしたいと思っております。写真だけでなく動画もアップロードしてみたいです。

>改めましてSPOALご愛読の皆様、1年間ありがとうございました。
来年も皆様に魅力的な記事がお届けできるように編集部一同、コロナに負けず頑張りますので引き続き宜しくお願いいたします!

2020年12月公開

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渋谷淳

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2022年のスポーツを振り返るディスカッション企画の第3回のメインテーマはボクシング。SPOALの二宮寿朗と渋谷淳だけでなく、ゲストの山口大介さんも大のボクシング好きだけに思い入れは深い。2022年はボクシングも熱かった!

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二宮寿朗

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二宮寿朗

SPOAL編集長

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