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1勝7敗の名チャンプ VOL.4

プロ62試合目でようやく手に入れた世界チャンピオンの座。

町を歩いていても、馴染みの店に立ち寄ってもいろんな人から「チャンピオン!」と声を掛けてくれることはうれしかった。

「服を買いにいっても、安いのを買えなくなっちゃうんだよ(笑)。世界チャンピオンなんだから、こっちの高いほうにしなきゃダメだよって。店の人からそう言われると高いほうを買わなくちゃいけないでしょ」

しかしそこは苦労人。周囲からもてはやされようが、浮つくことなどなかった。

戦いが終われば次の戦いが待っているのがボクサーの宿命である。初防衛戦の相手は、2度目の世界挑戦でフィリピンに出向いて判定負けしたエルビト・サラバリアに決まった。4年ぶりのリマッチは日本が舞台となる。リベンジを果たすチャンスを得ただけに花形のモチベーションは高かった。

1975年4月1日、富山市体育館。

花形の調子がいいことは立ち上がりを見れば一目瞭然だった。長身でリーチの長い相手に対して距離を詰め、好戦的にパンチを見舞っていく。前半からグイグイと押していった。

「サラバリアはタイプとしては苦手だったよ。足を使ってビシッと左を突いてくるボクサータイプ。俺も足を使うタイプだけど、こっちが追わなきゃいけない。でもなかなか簡単には中に入らせてはもらえなかったね」

攻略に手間取りながらも、4年前の一戦と比べたらうまく戦えている感触はあった。7、11ラウンドにサラバリアはローブローの反則で2度、減点されている。終盤は盛り返されたたとはいえ、「花形の判定勝ち」が大方の見解であった。

しかしながら――。

勝者がサラバリアというコールに場内は騒然とする。花形も陣営も、信じられないといった表情で呆然としている。レフェリーとフィリピンのジャッジがサラバリアを支持し、日本のジャッジが花形を支持。僅差の1-2判定だった。納得しない観客がリングサイドに押し寄せてきて、空き缶や空き瓶が投げ込まれた。警察が駆けつける大騒動になった。

「絶対に負けはないと思ったし、会場の人たちもそう思っているからもの凄い雰囲気になったよね。あちこちでもみ合いみたいになっているし、30分くらいリングから降りられなかったんじゃないかな。缶やびんが飛んできて、俺にも水が掛かるから冷たくてね。4月の富山はまだ寒かったから」

苦労して手に入れたものを、思わぬ形で失ってしまった。むなしい気持ちだけが花形の心を支配していた。

この疑惑の判定を当然WBA側も問題視して、ダイレクトリマッチが決まる。ただ、これまでのようにすぐに気持ちを切り替えられたわけではない。

万全に仕上げてきたのに、判定を盗まれてしまったショックはどこか尾を引いていたのかもしれない。目指した世界チャンピオンの座を一度手にできたことで、どこか再び目標を追いかけていく難しさに直面していたのかもしれない。自分のボクシングにおいてハートであることは分かっている。無理にモチベーションを高めようとするかのようであった。

半年後に横浜で実現したダイレクトリマッチは1-2判定負けに終わる。気持ちを切り替えてきたはずだが、試合で押し切れなかったのは事実。スタミナはあっても、ハートがどこか完全ではなかったのかもしれない。

ボクサーとして終章に入っていることは本人も理解していた。だが、このままでは終われなかった。

花形は29歳になっていた。サラバリアとの戦い以降、試合の予定は入っていない。

次の戦いをどうすべきか考えていたときに、再び世界挑戦の話が舞い込んでくる。マエストロの異名を持つテクニシャンのWBC王者ミゲル・カント(メキシコ)との対戦オファーであった。もちろんメキシコに渡って試合をしなければならない。

最初の世界挑戦はメキシコに乗り込んだアラクラン・トーレス戦。何か運命めいたものを感じないではいられなかった。敵地で戦う不利は理解しているつもりだが「世界に挑戦させてもらえるんだから」と受諾した。

「次負けたら引退しようって思っていたよ。結婚して子供もいるし、30歳の手前なんだから、そろそろ次のことも考えなきゃいけないしね。ただ勝てばまたチャンピオンになるんだから、ボクシングを続けられる。カントで勝つにはどうしたらいいかって、そのことばかり考えていたよ」

イチかバチか。

カントは日本人ボクサーの挑戦を退けてきており、これまで戦ってきた誰よりも「うまくて強い」のは分かっていた。どんどん前に出ていって距離をつぶして、力でねじ伏せる。そのための練習に明け暮れた。

だが現実はそう甘いものではなかった。カントのうまさを予想の範疇を超えていた。

1976年5月15日、メリダのカルダクララ野球場。

スタートから前に出てワンツーを狙うが、一向に当たらない。逆に左フックで迎撃されてしまう。カントのテクニックに翻ろうされ、追い上げも許してくれない。誰の目から見ても完敗に終わった。

花形は苦笑いを浮かべて、こう振り返る。

「力でねじ伏せるボクシングに切り替えると言ったって、2カ月そこらの練習でそうしようとしても無理があったってことだよね。カントはうまかった、最高にうまかった。軽くあしらわれたよ。もうこれでボクサーを辞めようって思ったね」

1歳サバを読んで16歳でプロデビューして計65戦、41勝(7KO)16敗8引き分け。世界戦は計8戦、1勝(1KO)7敗というキャリアだった。負けても前へ進んでいこうとする花形のマインドは、若いボクサーたちに、そしてこれからボクサーを目指す人たちに大きな影響を与えた。

彼はなぜ世界戦の敗北が続いても、チャンスをつかめたのか。

それはすぐに気持ちを切り替えて地道に10回戦で勝ち続けてランキングを上げてきたからにほかならない。10回戦は25勝(6KO)1敗と、抜群の成績を収めている。何度世界の壁にはね返されようとも、めげずに10回戦で勝ってチャンスを待った。

世界タイトルマッチ1勝7敗の名チャンプ。

敵地、直前のコンディション不良、相手の計量失敗、盗まれた判定……いろいろなドラマがあった。しかしどんなことがあろうとも、起ころうとも、彼はひたむきに勝利を目指した。紆余曲折はあっても、右往左往したことなどない。花形が突き進んできたボクシングロードはどこまでも、どこまでも真っ直ぐだった。

第5回に続く

2020年12月公開

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