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考えるフェンサー VOL.3

「うっとうしい」は誉め言葉

三宅諒のフェンシングは、カウンター主体のスタイルである。

相手の攻撃に合わせて〝迎撃〟する。これは王道ではないという。野球に例える彼の説明が実にしっくり来る。

「カウンタータイプはバッターなんです。ピッチャーのほうが有利。自分で球種を選んで、スピードを調整して、勝負の7割方はピッチャーが勝つじゃないですか。バッターは良くて3割台。だから(カウンタータイプだと)最強にはなれない。でもそういうなかで僕は刹那的な判断によって(相手の攻撃に対して)ただただ打ち返すというのをやり続けている」

相手がどんな〝球〟を投げてくるかを読み、筋肉の反応で次の動作を察知して対処を決めていく。瞬間勝負に考え込む時間などない。実戦や練習でインプットしてきたものを、瞬時に出していくだけだ。

駆け引きが大切になってくる。彼のポリシーに「空気を読むと負ける」がある。これはどういうことなのか。

「空気を読むという行為は会話している際、相手の言葉に対して頷くことがそうだと思うんですよ。フェンシングに置き換えると、相手に気持ち良く攻撃をさせてしまっているとき。相手も気持ちいいし、受けている自分も気持ちいいみたいな(笑)。でもこれって試合でやっちゃいけない。いかに相手に気持ち悪くなってもらうか。映画で後味の悪い作品に『ファニーゲーム』ってありますけど、不快感を持たせることが(勝負においては)凄く大切になります。柔道の(テディ・)リネール選手(男子100kg超級、オリンピック2連覇中)を見ていると、小さいところからリスクを切っていて、相手にリズムを与えない戦い方をやっている。凄く学ぶところがあるなって思って見ています。

もし会話のなかで、自分が気持ちよくしゃべっているところを止めたらどう思います?気持ちいいとは言えないでしょ。そういうことを試合で起こしていくんです」

相手の間合いを外し、違和感を与えて気持ち良くさせず、カウンターを打ち込む。三宅に対する周りのフェンシング評は「うっとうしい」「やりづらい」「しつこい」などなど。そのいずれも誉め言葉として受け取っている。

だが「読む」と「見る」は彼のなかでイコールではない。

彼の視力は0・1。

普段の生活ではメガネを掛けているが、フェンシングをする場合はコンタクトレンズも使用しない。見えないほうがいいそうだ。

「僕の場合、どうしても余計なことが気になってしまうんです。たとえばある選手がフェンシングシューズじゃなくて普通のシューズを履いているとしますよね。どうして?って深く考えようとする。見えすぎると周りのすべてが気になる。だから目から入ってくる情報は、多すぎないほうがいい。見えすぎないほうがいいんです(笑)」

逆の言い方をすれば、いろいろなことを考えて、納得する答えを導き出そうとするタイプだから。例えば試合において相手が下がらなかった場面を振り返り、いろんな仮説を立てたりすることもあるという。周囲からすればそこまでこだわらなくていいと思うことを、とことん考えてみるのが彼の性分である。

刹那的と永劫的。どちらも三宅諒の姿

大好きなタレントが所ジョージというのも何だか頷ける。

「共感できますね。面倒くさいことが楽しいんだよって、そういうスタンスの方じゃないですか。たとえばゴミ出しって面倒くさいと思うか、それとも楽しいと思うか。生活するうえで絶対に必要なことだし、どうやったら楽しもうとするか。その発想が所さんにはある。フェンシングを追求していくには凄く遠回りするやり方をしてしまっていますけど、敢えて面倒くさいことをやっていきたいんです」

感覚でカウンターを見舞う刹那的な三宅と、気になることがあれば納得するまで考えてしまう永劫的な三宅。どちらも彼の姿であり、「どっちか本物なのだろう」と思った時点でこちらの思考は一旦停止してしまう。

三宅諒を単純には括れない。読めない。インタビューのやりとりのなかでも彼の間合いに入っているのだと気づかされる。普段の会話からして、そのクセがついているのだ、と。こちらの思考が止まっていると、分かりやすく野球の話や所ジョージの話を例に出してくれる。こちらの思考を読み取りながら、彼の頭の回転はずっと止まることがない。

彼の言葉に、再び止まる。

フェンシングの追求において「無色透明」という表現を用いたのだ。

これまたどういうことか。

「ゼロに戻せるようにしておくということです。色がないというのは、クセをなくすこと。かつ、いろんな指導者に教わってきて、流されることもあるし、それ自体を楽しんでいるところもありますから」

間を置いた後で、例が出る。

「タイピングが分かりやすいと思うんです。基本のホームポジションを忘れないように、戻しておく。そうすれば崩れることはないですからね」

父やオレグコーチを含め、アドバイスには耳を傾ける。いいと思えば採用するし、違うと感じたらやってみた後でホームポジションにまた戻す。己のことが見えているから、「無色透明」が可能なのかもしれない。

2014年仁川アジア大会で金メダルを獲得し、三宅(一番左)も貢献  高須力撮影

ロンドンオリンピック後も、2013年アジア選手権では個人、団体ともに銀メダルを獲得し、翌年の仁川アジア大会では団体で金メダル。順調に競技成績を伸ばしていくかと思われたが、結果が出ないようになる。カウンタータイプにとって不遇の時代に入り、最高14位だった世界ランキングも180位まで落ちた。練習に打ち込めているとは言い難く、リオデジャネイロオリンピックへの出場もかなわなかった。

「時代によって戦術も変わっていくので、ある技の発明によってカウンターを得意とする選手が段々と勝てなくなってきて。僕自身、対策をするつもりもなかったんです。グーに対してどんなチョキを出しても勝てないなと思ったので。負け続けると、負け慣れしてくるし、フェンシングを嫌いにはなりたくなかったから戦略的撤退じゃないけど、一度フェンシングから離れてみることにしました」

リオオリンピックを挟んで約半年間。自宅に引きこもった時期もあったという。

あくまで戦略的撤退。剣を置くことで、当然ながら自分に向き合う時間も長くなる。

だが、考えるフェンサーは思考を止めたわけではなかった。

2020年6月掲載

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