ロングインタビュー中編
?尊敬するファッショニスタやSNSのこぼれ話?
──飯倉選手が、ファッションという点で影響を受けた方はいらっしゃいますか?
今の服装をするようになったのは、A$AP Rocky(エイサップ・ロッキー)とか、カニエ・ウェストもそうですし。あとはジェリー・ロレンゾ(<FEAR OF GOD>のデザイナー)。このあたりはインスタもフォローしてて見るようにしてます。ジェリーの子供もすんごいオシャレで、実を言うと俺そういう人に憧れてて、ヘアスタイルも真似てみたいんですよね。もう少し顔が濃かったら(笑)
──(笑)<FEAR OF GOD(フィアオブゴッド)>はかなりお好きなんですね
そうですね。好きなので結構色々持ってます。そうそう、スニーカーといえば! 実は今年の冬に俺ハワイに行ったんですよ。そのときにちょっと高いステーキ屋さんに行ったんですけど、入るやいなや店員さんが『お前すごいいいスニーカー履いてるじゃないか』って英語で言ってきて(笑) 実は今年だけじゃなく実は2年前にもハワイに行ってて、その時はアディダスの「Yeezy350」を履いていったんです。そしたらホテルに入るなりボーイが、『Nice Shoes』って褒めてくれました(笑) やっぱりこのシリーズは日本もすごいけど、特にアメリカとか海外では熱いですよね。
──アディダスの「Yeezy」って日本の人気もすごいですけど、アメリカは言うまでもなく人気ですもんね
もちろん日本もすごいですよ、よくインスタをチェックするんですけど、いっつも思うんです。『なんでみんなこんなレアなスニーカーを持ってるんだろう』って。結構インスタであげてる人多いじゃないですか。俺だって結構レアなの持ってる部類に入るんじゃないかって思ってましたけど、そういう人たちはYeezyとかもシリーズで持ってたりして。あと今は特にTikTokも見てるんですけど、今はTikTokで靴をどんどん変えながら履いていく面白い動画もあがってたりして、そういうのを見るとみんな若いのにたくさんいろんなスニーカーもってるんだなって、結構衝撃的でした(笑)
──ちなみに飯倉選手って靴の手入れってどうされていますか?特によく履いてらっしゃる、アディダスの「Yeezy boost 350」は素材がニットなので気になりました。
実はスパイクとか靴を磨くプロがウチにはいるので、お願いして汚れたらきれいにしてもらってます(笑) そうすると新品かってぐらいにキレイになってもどってくるので、それがメチャクチャ嬉しくて。だから、特に手入れが大変な「Yeezy boost 350」シリーズはよくお願いしてます。
──め、メチャクチャ羨ましい環境ですね….確かにYeezyのようにニット素材のスニーカーは汚れたら落とすのが大変ですし、プロがキレイにしてくれるって最高ですね。
──サッカー選手もそうですけど、アスリートの方って体やスタイル自体がそもそも魅力的だと思うので、そこに気を使うっていう話ももっと楽しく広くみんなに伝わってほしいですね。奇抜ですけどアーセナルのベジェリン選手のファッションなんかもよくSNSで取り上げられてますし。
そうそう、わかります。俺もインスタで仲いいキーパー3人(杉本大地選手・鈴木彩貴選手)でどの服が好み?みたいな感じであげたんですけど、そうすると鈴木が一番だったり(笑)。いっつもそうなんですよ。俺みたいなファッションは1-2割にしかウケないから。「誰がいい?」ってなったら、オシャレな人たちから、俺とか杉本とか選ばれてもいいのに、6-7割はそっち(鈴木選手)になるんだよなあって。それで深い傷を負う(笑)
その投稿がこちら
──飯倉さんの投稿なのに(一同爆笑)
やっぱりブランドで合わせるってかっこいいじゃないですか。あの投稿の時のコーデも、<BALENCIAGA(バレンシアガ)>の太いパンツに、敢えて(シルエットの)大きい「TRIPLE S」を履いて、上はシュッとさせてシルエット作っているにもかかわらず…..悔しいんですよ!(笑)
──私はすごく好きです、あのコーデ。
ありがとうございます、そう言っていただけると支えになります(笑)
──今日はありがとうございました。聞きたいことが多すぎて全部聞けなかったくらい楽しかったです、ぜひまた機会をいただければ。
いやいや、そんなことないです。好きなことを話してただけですから。そういえば! 俺ちょっとうれしかったことがあって。今かなり好きな<Heron Preston(ヘロン・プレストン)>ってブランドがあって、このブランドをマンチェスター・シティのデ・ブルイネとかメンディとかも着てるんですよ!それを見たときに、「あ、俺間違ってなかった」って(笑)
── 一同大爆笑
約45分という時間が、なんとも短く感じる取材であった。
スニーカーや服のファッションの趣味だけではなく、貴重なこぼれ話の数々。
終始真剣で、笑いの絶えない時間を提供してくれた飯倉選手に、心からの感謝を。
飯倉大樹’s Style 終
※こちらの記事は飯倉選手が横浜F・マリノス在籍時にインタビューを行なったものです。
2019年11月掲載